Tポイント・ジャパンとヤフーは15日、「Tポイント」を活用した地域活性化の取り組みを発表。モデルケースとして、通称「ウルトラマン商店街」と呼ばれる3商店街で18日から取り組みを開始する。地域活性化に向けたビジネスモデルの構築を目指す。
今回の取り組みは、商店街の各店舗にTポイントを導入しようというもの。導入に賛同した各店舗にTポイント専用端末「T-UNIT3」を設置し、商店街利用客がTカードを提示して買い物できるようにする。買い物をしてTポイントを貯めたり、買い物にTポイントを使えたりするほか、まざまな特典が得られる仕組みを提供する。
また、今回は同時に商店街向けアプリ「Y!トク from Yahoo! JAPAN」(仮称)も発表。7月1日に提供を開始する予定だ。同アプリでは、Tポイントを貯めるごとに「くじ」をひけたり、プレゼントがもらえる「スタンプ」を得られたりなど、Tポイントを使った商店街での買い物をうながす。アプリを通じてイベント情報やクーポン、セール情報を発信できるようにし、販促ツールとしての使い勝手も高める。
今回の取り組みを実施する3商店街は、東京都世田谷区の小田急線祖師ヶ谷大蔵駅を囲む、祖師谷みなみ商店街、祖師谷商店街、祖師谷昇進会商店街。ウルトラマンを生んだ円谷プロダクションの本社が近隣にあったことが由来となり、2005年4月にウルトラマン商店街という3商店街の総称が誕生した。
両社はこの取り組みで集客効果を検証し、ウルトラマン商店街以外でも、同様のビジネスモデル展開を検討していく。