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KDDIが電子マネーカード参入、「au WALLET」正式発表

2014年05月08日 04時33分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 KDDI、沖縄セルラーは8日、新たな電子マネーサービス「au WALLET」を正式に発表。携帯キャリア会社が電子マネーカード事業に参入し、ライバル他社との明確な違いに打って出た。21日からサービスを開始する。

 両社はアプリの購入やオンラインショップでの買い物(auかんたん決済)をはじめ、auの各種ネットワークサービスを利用する際の認証キーとして「au ID」を提供してきた。「au WALLET」は「au ID」に紐付けた電子決済機能で、ユーザーに対して新たにプリペイド式の電子マネーカードを発行する。スマホなど携帯電話にカード機能を加えるのではなく、カードそのものを別途で発行するのが大きな特徴だ。

「au WALLET」カード

「au WALLET」カード

 カード発行の狙いは、実店舗での利用拡大を迅速に図ること。電子マネーサービス「おサイフケータイ」など、NFC(近距離無線通信)機能により実店舗での支払いに携帯電話を使うことも可能だが、NFCの読み取り機を置く実店舗が増加しているとはいえ、それでもカード読み取り機のほうがはるかに広く普及している。

 実際、「au WALLET」は、サーバ管理型電子マネーである「WebMoney」とクレディセゾンの協業により可能とした「MasterCardプリペイド決済システム」を採用。コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店、衣料品店、アミューズメント施設、ネットショッピングなど、すでに世界約3810万店(2014年2月現在)に及ぶMasterCard加盟店を基盤にサービスを開始できる意味は大きい。auの顧客基盤が約3400万(13年度第4四半期の個人契約数のみの予測値)にのぼることを考慮すれば、大きな可能性を秘めていることは間違いない。

 オンラインでもオフラインでも利用できるプリペイド式電子マネー「au WALLET」はネットとリアルを融合するもの。だが、ネットとリアルのつながりを強める施策としてはさらにポイントプログラム「au WALLET ポイントプログラム」にも注目される。ポイントを貯める方法は、「au WALLET」の利用額に応じたポイント、au携帯電話や対象のKDDI固定通信サービスの月額利用料、通信料に応じたポイント、auかんたん決済の利用額に応じたものなど。

 一方、ポイントを使う方法では、「au WALLET」へチャージして電子マネー化したり、毎月のauの通信料にあてたり(8月以降の利用開始予定)、au携帯電話の本体代金、アクセサリー代金、修理代金や、auかんたん決済でのコンテンツ購入、ネットショッピングなどに利用したりすることが可能。家電や日用品、グルメなどさまざまな商品と交換することもできる。

 スマホとの連携にも対応し、専用アプリを提供することでスマホを使いポイントや電子マネーの残高を確認できるほか、電子マネーをスムーズにチャージすることも可能。「au WALLET」カードでお得に買い物できる店舗情報も発信していく。

 他のライバル携帯キャリア各社とともに提供している「おサイフケータイ」とは別に、独自で電子マネーサービスを提供するau。携帯電話とカードを両方持って利用シーンにより使い分けたいというニーズを掘り起し、ユーザーの獲得に結実できるか注目したい。

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