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業界人の《ことば》から 第86回

日本オラクルは、業績が決して悪くないことが課題

2014年04月22日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「日本オラクルは、業績が決して悪くないことが課題」(日本オラクル 代表執行役 社長 最高経営責任者の杉原博茂氏)

日本オラクルの社長が新たに日本人に

 2014年4月1日付けで、日本オラクルの代表執行役 社長 最高経営責任者に杉原博茂氏が就任した。

 2013年8月に遠藤隆雄氏が社長を退いてから、デレク・エイチ・ウイリアムズ氏が社長に就任していたが、業界内では暫定的な社長との見方が支配的だった。そうしたなかで、新たな日本人社長が誕生したというわけだ。

さまざまな企業でさまざまな規模のビジネスを経験してきた杉原氏

 杉原氏は、1960年12月2日生まれ、大阪府出身。1982年にフォーバルに入社。店頭公開を経て、フォーバルアメリカで、米国法人によるビジネスを経験。その後、インターテル代表取締役社長、EMCジャパンのテレコムメディア営業本部本部長、シスコシステムズ合同会社法人・エリアシステム事業部事業部長を経て、2010年に日本ヒューレット・パッカード常務執行役員 エンタープライズインフラストラクチャー事業統括を務めた経験がある。

 「私はこれまでに、ストレージ、ネットワーク、サーバーのビジネスに携わってきた。また、EMCでは直販ビジネスを経験し、シスコシステムズと日本HPではパートナービジネスを経験している。また、フォーバルでは、中小企業を対象にビジネスを経験し、大手企業から中小企業に至るまで、経営者の言葉が理解できる。さらに、フォーバルUSAでは米国、インターテルでは、アジアの主要各国に拠点を開設し、米国やアジアでも経験がある。その点が私の強みになる」と、杉原氏は語る。

マーク・ハードによる指名

 デレク・エイチ・ウイリアムズ氏は、「日米で幅広い経験を持つ希な人材である」と、杉原氏を評価。「米オラクルのCOOであるマーク・ハードが、チーフスタッフとして指名した初めての日本人。本社のエグゼクティブと密接な関係を構築している新たな社長が就任したことになる。日本オラクルにおいて不可欠な人材だ」と表した。

 杉原氏は、2013年10月に、米オラクル・コーポレーションのシニアバイスプレジデント グローバル事業統括に就き、ハード氏をサポートする立場だった。米本社勤務は、わずか半年と期間は短いが、日本法人社長への直接の就任ではなく、米本社シニアバイスプレジデントから日本法人社長への就任という形になる。

 ハード氏は米ヒューレット・パッカードの出身。杉原氏は日本ヒューレット・パッカードの出身であるが、2人が重なった期間は短く、HP時代には2人接点はあまりなかったようだ。

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