無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」を運営するLINEは21日、LINEユーザー向けのニュースサービス「LINE NEWS(ニュース)」LINE公式アカウントをリニューアル。また、iPhone/Androidスマホ向けのアプリ「LINE NEWS」では新機能を追加するアップデートを実施した。
「LINE NEWS」LINE公式アカウントのリニューアルでは、イメージ画像とシンプルな記事タイトルによりニュースをダイジェスト形式でLINEに配信する「LINE NEWS DIGEST」を新たにスタート。朝の8時と昼の12時、夜の20時という1日3回の配信を基本とし、大きなニュースがあった場合は号外の配信も実施する予定。同日の昼から配信を開始した。
「LINE NEWS」のアップデートではお気に入り機能と閲覧履歴機能などの新機能を追加。興味のあるニュースに印を付けて後から読んだり、自分が読んだニュースを一覧で見られたりなど、ユーザーが情報を整理しやすいように配慮した。
「LINE NEWS」LINE公式アカウントを友だち登録しているユーザーは330万人を超えており、LINEユーザー向けに「LINE NEWS DIGEST」を届けることで、普段ニュース自体を読まない人やニュース閲覧アプリを利用しない人にもニュースサービスの利用を促す。
リビジョンの調査結果によると、10代~30代の若い世代ではニュースアプリの認知度・利用度でともに、「グノシー(Gunosy)」や「スマートニュース(SmartNews)」をおさえて「LINE NEWS」がトップとなった。しかし、ニュースアプリそのものの認知・利用はまだ一般に広まっていないことから、LINEが「スマホでのニュース閲覧」のスタンダードを目指そうという狙いがみえる。
スマホの用途は通話のみならず、オンラインへのアクセスで多彩に広がっている。無料通話・メールアプリからスタートしたLINEは、ゲームやショッピングなどさまざまな分野にサービスを広げている。スマホの利用のホームになるつつあると言える。