マカフィー、2014年1月のサイバー脅威の状況レポートを発表
1月は、「GOM Player」に仕込まれたトロイの木馬「BackDoor-FBPZ」を検知
2014年02月18日 19時59分更新
マカフィーは2月18日、1月のサイバー脅威の状況を発表した。
1月に検知されたウイルスで、検知会社数の第1位の「Generic!atr」や第9位の「Generic Autorun!inf.g」は、不正な「autorun.inf」を対象とした検知名。
また、検知データ数の第7位の「VBS/Autorun.worm.aadd!lnk」は、フォルダを偽装するVBS型のワームで、リムーバブルメディア経由で感染を拡大するタイプのウイルスの一つ。VBS型のワームは日本であまり感染報告がなく、検知会社数にもランクインしてないが、検知データ数の多さから判断して感染力が強く、多くの会社や組織に感染が拡大する恐れがあり警戒が必要だとしている。
同社は、検知会社数の第4位(JS/Explolit!JNLP)や第8位(JS/Exploit-Blacole.l)のドライブ・バイ・ダウンロード攻撃関連の脅威に注意が必要だとしている。加えて、第5位(Generic Downloader.z)と第7位(Generic Downloader.g)の比較的よく使われるダウンローダー型のトロイの木馬への警戒も重要だ。また、最近話題になった動画ソフト「GOM Player」に仕込まれたバックドア型のトロイの木馬の事例が報告されており、同社は、「BackDoor-FBPZ」というウイルス名で検知している。
PUP(不審なプログラム)は従来ほど活発ではないが、インターネットからダウンロードしたフリーウェアなどに付加されていることが多いため、フリーウェアの利用には引き続き十分な注意が必要だという。