このページの本文へ

NEC、「NECビッグローブ」売却を正式発表

2014年01月30日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本電気(NEC)と日本産業パートナーズは、日本産業パートナーズが管理・運営・情報提供等を行なう日本産業第四号投資事業有限責任組合等が出資する特別目的会社に対して、NEC保有のNECビッグローブ全株式を譲渡すると本日合意したと発表した(関連リンク)。この合意に基づき、NECは2014年3月末をめどに株式の譲渡を完了し、4月から新株主のもと事業運営が開始される予定。

 NECとしては、NECビッグローブがさらなる競争力を獲得し事業を拡大するためには、ダイナミックかつ機動的な事業運営が必要と判断。今回の合意に基づき、NECビッグローブは日本産業パートナーズの資金面・経営面での支援を受けることでさらなる事業成長を実現するとしている。また、これまでNECが、NECビッグローブのノウハウやサービスを活用して事業運営している企業向けサービス・SI事業については、従来どおり連携し継続/提供する。

 日本産業パートナーズは、中長期的な視点で、NECビッグローブが保有するISP事業における競争力、インターネット基盤運営における強力な事業ノウハウを活かし、日本産業パートナーズが経営支援を行なうことで、よりよいサービスをお客様に提供できるよう、BIGLOBE事業の成長・拡大を全面的に支援するとしている。

 NECビッグローブはNECグループから独立し、日本産業パートナーズの豊富な経営支援ノウハウを活用することで、より機動的かつ戦略的に事業を展開。ブロードバンドやモバイル等の300万人の接続利用者、アプリや企業向けサービスなどの提供実績、高い信頼性を有するインターネット基盤とその運営ノウハウを活かして、さらなる成長を目指すとしている。今後は、ブロードバンド、モバイル回線を組み合わせ、さらにアプリやクラウドを活用することで、コンシューマーや企業のお客様に、新たな価値を持つサービスを提供するという。


■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ