米ヤフーがSNS企業を買収するのではないかと、ここ数日、海外メディアが報じていたが、それは現実となった。ビジネス向けSNSのAnchorを開発・運営する米Tomfooleryが現地時間29日に公式ブログで明らかにした。
同ブログで、Tomfooleryはヤフーに加わることで合意に達し、コミュニケーションやコミュニティに関する次世代製品の開発を手助けすると言及した。Anchorは仕事上の仲間とのコミュニティを形成し、コミュニケーションを図ることを目的としたSNS。チャットやメール、通話のほかファイル共有などの機能を備えている。ここでの実績を評価されたわけだが、Anchorはサービスを終了すると告知しているため、Anchorをヤフー内に移行するのではなく、ヤフー向けに新たなSNSを開発するもようだ。
Tomfooleryの設立者で代表のKakul Srivastava氏は過去にヤフーメッセンジャーやヤフーメールの開発に携わっており、ヤフーのサービスに精通している人物。ほかにも米大手通信ネットワーク企業のAOLや写真共有サービスのFlickrに関わり、iOS/アンドロイドアプリの開発などといった経験を持つメンバーがそろい、このチームを迎え入れるヤフーは今後、SNSビジネスでの発展も期待される。