米グーグルは、開発中のメガネ型デバイス「Google Glass(グーグルグラス)」用で新たに、視力矯正の度が入ったレンズに対応するフレーム「Titanium Collection(チタニウムコレクション)」を発表した。
新フレームはチタニウム製で、Split、Thin、Curve、Boldという4種類のデザインをラインナップ。今回はほかに取り付け式のサングラスも2種類を発表。同社では「Make Glass Your Own(あなた自身のグラスを作れる)」と題したユーチューブ動画を公開し、フレームやサングラスを使ったグーグルグラスのアレンジを紹介している。
グーグルグラスは今年中の発売がうわさされているが、一方で韓国メディアのコリア・タイムズ(Korea Times)は先ごろ、韓国サムスン電子がメガネ型デバイス「Galaxy Glass(ギャラクシーグラス)」を開発しているという記事を掲載。早ければ今年の9月に独ベルリンで開催される「IFA/国際コンシューマ・エレクトロニクス展2014」での公開を予定しているという。
年初に米ラスベガスで開催された「国際コンシューマーエレクトロニクスショー(International CES)」では、メガネ型や腕時計型などの身に着けるコンピューターの発表が相次いだように、2014年はウェアラブル端末の市場が本格化しそうである。今回のグーグルグラスとギャラクシーグラスの動きはまさにその象徴だ。
ただし、両社は特許技術やビジネス特許においてクロスライセンスを締結しているだけに、両グラスの開発については協力かライバルか、その関係性が今後の進展に大きく影響するだろう。