今月初め、米調査会社コムスコア(comScore)は米国での今年のサンクスギビングデー(感謝祭)11月28日におけるEコマース(ネットショッピング等)金額が、前年同期比21%増の7億6600万ドルに達したと発表した。翌29日のブラックフライデーは同11億9800万ドルで15%増を記録。サンクスギビングデーで1日に10億ドルを突破したのは今年が初だという。
そして現地時間26日、コムスコアは11~12月のホリデーショッピングシーズン、52日間のオンラインショッピングのデータを公表。パソコンからのオンラインショッピングは対前年比10%増の427億5000万ドルを記録した。サンクスギビングデーとブラックフライデーのデータは前出のとおりだが、その後の12月2日のサイバーマンデーは前年同期比18%増の17億3500万ドル、12月9日のグリーンマンデーは同10%増の14億100万ドル。いずれのポイントでもふた桁のプラスを記録したことになる。
オンラインショッピングの好調ぶりを物語るこのデータを裏付けるように、世界のネット通販の王者とも言える米アマゾンも、同様の発表を行っている。サイバーマンデー(12月2日)には注文数が3680万アイテムを超え、1秒当たりの平均注文数が426アイテムという過去最高を記録。Amazon Primeサービスの新規加入者は12月の第3週には100万人以上に及んだという。
日本の年末商戦は12月31日の大みそかまで続くが、果たして日本でもネットショッピングの市場規模が拡大するのか注目される。