ついに完成!
CPUクーラーはリファレンスが無難か
今回は「A10-6800K」に付属するリファレンスクーラーがちょうどいいサイズだったので、そのまま搭載しているが、冷却性能や静音性を考えると換装したくなる。マザーボードにあるCPUソケットの位置の影響が大きいため、選択の幅は狭いのだが、ファン固定板からはみ出ないサイズであれば問題なく接続可能だ。
ただし、あまり背の高いCPUクーラーを選ぶとCPUクーラーファンの吸気に支障が出てしまう。そのため、しばらく考えたすえ、今回はリファレンスのままでOKと判断した。
またサードパーティー製CPUクーラーでは、サイズ製の「KOZUTI」が無難なところだろう。冷却能力に不安があれば薄型の8cmファンあたりでヒートシンクをサンドイッチにしても、まだ高さに余裕があるほどだ。
このケースでエアフローを考えると、CPUクーラーはトップフローよりもサイドフローのほうが効率がいい。その場合は薄型の6cmファン(リファレンスCPUクーラーなどについているやつ)がギリギリ。またマザーボードレイアウトやソケットの影響も受けやすいため、サイドフロー化は相当な改造が必要になるだろう。
すごく楽しいフレームキット
自作PCを楽しんでいるユーザーもしくはBTOユーザーにとって、ProフレームKITはあれこれ考える余地が多々あり、とても楽しいフレームキットだ。ケースとして見ると制約の塊だが、逆にそこが楽しそうと感じたのであれば、1台組んでみるのもいいだろう。
最近はPCI Express延長ケーブルが販売されているので、NICボードを強引に載せてもいいし、ビデオカードの搭載を企んでもいい。またProフレームKITをベースとして、ケースを自作するのもいいだろう。より大きなゴミ箱を被せてみてもいいし、横出し状態でビジュアルに走ってもいい。そんな楽しいProフレームKITで、1台組んでみないか?