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年末年始の自作はMac Pro風の“ゴミ箱PC”で決まり!

2013年12月15日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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ついに完成!

ゴミ箱を被せてみた。この状態で完成で、下部スリットからがんがん排気していたので、天井吸気もアリかも。ただし、ホコリ対策が必要になるだろう

エバーフラッシュ12025はファンに温度計を内蔵しており、写真のように温度表示をしてくれる。現在27度

I LOVE AMD(はぁと)もバッチリ表示

ゴミ箱を被せてもちゃんと文字が読める

電源ケーブルやディスプレイケーブルは下から生える感じになる

電源スイッチはちょっとゴミ箱を持ち上げて操作

CPUクーラーはリファレンスが無難か

 今回は「A10-6800K」に付属するリファレンスクーラーがちょうどいいサイズだったので、そのまま搭載しているが、冷却性能や静音性を考えると換装したくなる。マザーボードにあるCPUソケットの位置の影響が大きいため、選択の幅は狭いのだが、ファン固定板からはみ出ないサイズであれば問題なく接続可能だ。

 ただし、あまり背の高いCPUクーラーを選ぶとCPUクーラーファンの吸気に支障が出てしまう。そのため、しばらく考えたすえ、今回はリファレンスのままでOKと判断した。

CPUクーラーの吸気を考えると、「A10-6800K」付属のリファレンスクーラーの背丈が限界な印象。段ボールでケースを自作して、やたらごついCPUクーラーを搭載するのも楽しそうではある

 またサードパーティー製CPUクーラーでは、サイズ製の「KOZUTI」が無難なところだろう。冷却能力に不安があれば薄型の8cmファンあたりでヒートシンクをサンドイッチにしても、まだ高さに余裕があるほどだ。

サイズ製の薄型CPUクーラー「KOZUTI」は、コンパクトな割に冷却性能がいい。またヒートシンク直下にファンを用意することでケーブルが噛みにくいのも小型PC向けだ

 このケースでエアフローを考えると、CPUクーラーはトップフローよりもサイドフローのほうが効率がいい。その場合は薄型の6cmファン(リファレンスCPUクーラーなどについているやつ)がギリギリ。またマザーボードレイアウトやソケットの影響も受けやすいため、サイドフロー化は相当な改造が必要になるだろう。

ショップで見かける8cmファンをサイドフローのように仮置きしてみたもの。写真のように8cmでは大きすぎることがよくわかる

完成した状態をキレイに撮っておいたのでレイアウトの参考にしてほしい

こちらは背面。正面よりもケーブルマネージメントが大変

側面から。CPUクーラーの吸気を考えるとリファレンスの高さがやはり限界

ケースを被せると、やはりいいビジュアルだ

すごく楽しいフレームキット

 自作PCを楽しんでいるユーザーもしくはBTOユーザーにとって、ProフレームKITはあれこれ考える余地が多々あり、とても楽しいフレームキットだ。ケースとして見ると制約の塊だが、逆にそこが楽しそうと感じたのであれば、1台組んでみるのもいいだろう。

Mac Proの実物大モックとの比較。さすがにふた回りほど大きいが、見た目はとても似ている。なお、このMac ProモックはMac People編集部が3Dプリンターで作成したものだ

 最近はPCI Express延長ケーブルが販売されているので、NICボードを強引に載せてもいいし、ビデオカードの搭載を企んでもいい。またProフレームKITをベースとして、ケースを自作するのもいいだろう。より大きなゴミ箱を被せてみてもいいし、横出し状態でビジュアルに走ってもいい。そんな楽しいProフレームKITで、1台組んでみないか?

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