このページの本文へ

コンビニATMのイーネット、ファミマなどに新型ATMを導入

2013年12月09日 14時30分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ATM運営会社のイーネット(Enet)は9日、ファミリーマートやスリーエフなどに設置しているATMについて新型ATMを開発し、順次導入・入替を開始した。

 同社は1999年のサービス開始以来、11月末現在で鹿児島県を除く46都道府県に1万3000台超のATMを設置。提携する金融機関は100に及び、設置場所はコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ショッピングセンター、医療施設等、各所に広がっている。

 新型ATMは本体デザインのスリム化や省電力化を図るほか、操作画面を小型化することで覗き見を防止したり、取引操作に要する時間を短縮したりなど性能を向上した。また、備え付けのガイドホンを利用することで、目の不自由な人でも引き出しや預け入れ、残高照会といった操作を可能とした。

 アスキークラウド11月号(9月24日発売)の記事「『現金無用』におびえる銀行サバイバル」では、「気軽に現金を引き出せるATM」と「クレジットカードを使ったキャッシュレス決済」が対立構造である点を踏まえつつ、銀行ATMとコンビニATMの利用者獲得競争の実際をまとめている。今回のイーネットの取り組みは、コンビニ等へのATMの設置数とコンビニATMの利用者層を拡大させるものとして、今後の展開を見定めたい。

従来型(右)と新型(左)のATMデザインの違い

従来型(右)と新型(左)のATMデザインの違い

関連サイト
■イーネット

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中