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スマホ手袋や液晶クリーナーはもうすぐいらなくなる

2013年12月06日 07時00分更新

伊藤達哉(Tatsuya Ito)/アスキークラウド編集部

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 寒さが増してきて、着用したままスマホが操作できる手袋が欲しくなる頃だが、ハードウエア各社はジェスチャーや音声、視線といった「触れずに操作できる」方法の開発に力を入れている。

外付けデバイスだけではなく、リープモーションが搭載されたノート型パソコンもすでに販売されている

 アップルがイスラエルのプライムセンスを買収する。プライムセンスは、ジェスチャーなどで端末を操作するセンサーを開発している企業。同社のセンサーはXboxのモーションコントローラー「キネクト」の初代モデルに搭載されていた。最新のセンサーは当時に比べて10分の1まで小型化されており、アップルはこの技術をiPhoneに採用するのではないかと予想されている。
 米国のリープモーションが販売している「リープモーションコントローラー」は、手や指の動きを感知するセンサーを使ってパソコンに触れることなく操作できる。

ポケットやカバンに入れていたスマホが音声操作するカーナビに早変わり

 音声入力は、世界中から集まる膨大な音声検索データを活かしたグーグルが一歩リード。スマホやタブレットですでに実用化されているが、今後さらなる成長が期待できる市場の代表は、地図情報と組み合わせて利用するカーナビだ。グーグルはクラリオンのカーナビ製品に技術提供しており、「ラーメン」や「駐車場」といった単語を口にするだけで店舗検索から最適ルートまで案内する。
 NTTドコモは、カロッツェリアと共同開発したカーナビアプリ「ドライブネット」をドコモのサービスとしてグーグルプレーで無料提供する。スマホに話しかけると各種検索情報や渋滞情報などが得られる。カーナビ機能以外にも、音楽の再生やメッセージの送信もできる。

 自動車向けの操作方法では、視線入力の技術も開発が進んでいる。スウェーデンのトビー・テクノロジーが世界最大手で、東京モーターショー2013では三菱電機のコンセプトカー「EMIRAI 2」に搭載された同社の技術が紹介された。瞳孔だけではなく眼球全体の動きを追って利用者が画面のどこを見たか補足できるのが特徴だ。

 音声検索やジェスチャー操作の機能が向上すればスマホのディスプレーに触れる必要がなくなり、今までディスプレーの表面を拭いていた液晶クリーナーや着用したまま操作できる手袋などがいらなくなる。特にスマホが操作できる手袋はアイデア商品として話題だが、商品寿命は意外と短く終わるかもしれない。


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