米モトローラは、公式ブログにおいてモジュール型スマホ「Project Ara」開発を表明した。
これはオランダ人デザイナーDave Hakkens氏がコンセプトとして発表した「PhoneBloks」をベースとしたもので、スマホの機能であるカメラやBluetooth、Wifi、オーディオジャック、キーボード、バッテリーといったそれぞれの機能をモジュール化したブロックで提供、ユーザーは自分の必要とする機能だけを組み合わせて利用するというカスタマイズ可能なスマホ。新たな通信技術や高機能化されたカメラが登場したときも、スマホ全体を買い換えるのではなくモジュール交換で対応できるのが特長。
Project AraはAndroidベースで、オープンハードウェアプラットフォーム、つまり規格や仕様が公開されフリーで第三者が開発できるシステムとしてスタートする。米モトローラはこのプロジェクトに1年以上前から準備を進めており、Androidで成功したオープンなソフトウェア環境と同じものをハードウェアで実現することを期待しているという。
モトローラでは、Phonebloksコミュニティと連携をとりつつ、数ヶ月以内のうちにプラットフォームとなるユニットとモジュール開発のためのキット(MDK)を提供する予定だという。
