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PS Vita TVのリモートプレイはストレスレス! 体験会レポート

2013年10月25日 23時02分更新

文● 太田/ASCII.jp編集部

 11月14日に発売を控えた新型据置ゲーム機「PlayStation Vita TV」(以下:PS Vita TV)のメディア向け体験会が都内にて開催された。9月9日に開催された「SCEJA Press Conference 2013」においてサプライズ発表され、話題を呼んだ製品だ。

気がつけば来月に発売が迫ってきたPS Vita TVの機能を紹介する体験会が実施された

 PS Vita TVはすでに販売されている携帯ゲーム機「PlayStation Vita」(以下:PS Vita)を小型・軽量化した据置型と言える製品。PS Vitaのゲームや「PlayStation Portable」のゲーム、過去に発売されたタイトルを低価格で配信しているゲームアーカイブスのタイトルを含めると、発売時点でも1300タイトル以上が楽しめることがアナウンスされている。

PS Vita TV対応torneアプリが配信決定
期間限定で無料提供

 体験会では、PS Vita TVに対応したTVアプリケーション「torne PlayStation Vita TV」が本体発売と同日に配信されることが発表された。価格は800円だが、2014年1月15日までの期間限定で無料で提供される。同アプリケーションはVita TVを所持していないと意味のないものだが、Sony Entertainment Networkのアカウントを所持していればダウンロードはできる。今後、PS Vita TVを購入する予定があれば事前にダウンロードをしておくとお得だ。

PS Vita TVで提供されるtorneアプリ自体は既存のものを同様だが、スリープ機能を搭載している同製品に対応することで爆速のTVアプリに早変わりする

番組が利用者の間でどれだけ録画されているか数値は従来通り確認できる。外出先で録画した番組を視聴する場合は、Vita専用メモリーカードに書き出せば良い

 基本的には従来のtorneアプリケーションと同様だが、従来までのPlayStation 3(以下:PS3)を介した利用の場合、PS3を起動して後にtorneを立ち上げて録画した番組を視聴するというタイムラグが発生するという点でユーザーの不満が寄せられていたという。サスペンドモードを搭載しているVita TVではその点が解消されており、起動してすぐ番組が視聴できるのが最大のウリという。実際に筆者も試してみたが、起動から番組表を立ち上げるまで5秒とかからなかった。視聴できる速度で言えば、既存のBD/DVDレコーダーより早い。

小ネタだが、権利の関係で実際の番組名が入った番組表が使えないので、torneスタッフが必死に頭をひねって写真のような自作番組表を作成している。実際によく番組名を見るとかなり面白い

VODは最安を探すのがキモ?
ビデオサービスも体験

 また、まだテスト段階だったが、「TSUTAYA TV」「DMM.com」「スカパー! オンデマンド」といったビデオサービスも体験できた。これらのサービスは基本的にそれぞれでアカウントを取得して購入手続きなどをする形になる。話によると、タイトルによっては重複しているものもあり、視聴料金が異なる場合もあるという。どこのサービスが1番安いか探すのも面白いだろう。

多くのVODサービスが用意されているので、それぞれで作品が被ってしまうのはしょうがないところ

もちろん、PSビデオストアや「THE 世界遺産」も用意されている

ゲームも体験させていただいた。PS Vita TVには「DUALSHOCK 3」を2台ペアリングできるが、その際はPS3とのペアリングは切れる。PS3で遊ぶ場合は再度コントローラーのペアリングが必要になるようだ

アーカイブスのタイトルはほぼすべてプレイ可能。画像はPS1の「クラッシュ・バンディクー」

多くのWi-Fiが飛び交っている環境だったのでイントラネットでPS4とのリモートプレイも試してきたが、解像度はさておき遜色なくプレイできて驚いた

おまけとして、4K2K対応TVでPS Vita TVを体験してきた(ソフトはGOD EATER 2)。さすがにPS3のソフトなどに比べると粗いが、文字などはにじまずに見えるのだから驚きだ

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