日立ソリューションズは10月16日、米スプランクの提供する「Splunk Enterprise」を分析エンジンに活用したビッグデータ活用基盤ソリューションの提供を開始した。Splunkの導入から、周辺システムや「Apache Hadoop」などとの連携までをワンストップで提供する。
Splunkは、コンピューターやIT機器、センサーなどが生成するログを中心とした多様な“マシンデータ”を取り込み、独自のインデックス技術によって高速な検索/分析を可能にする汎用プラットフォーム(関連記事)。商用製品であるSplunk Enterpriseは、90カ国6,000社超の導入実績があるという。
日立ソリューションズではこのSplunkをデータ分析基盤として、たとえばSNSデータ分析によるマーケティング活動、機械装置の稼動データ分析による故障率予測といった、企業のビッグデータ活用を支援する。“マシンデータ”取り込みのための周辺システムとのインテグレーション、また高速並列処理のためのHadoop連携などの付加価値サービスも、同社がワンストップで提供する。
日立ソリューションズでは、Splunkソリューションを含むビッグデータ利活用ソリューションの提供により、2015年度にビッグデータ関連事業の売上高100億円をめざすとしている。