月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)では、キャッシュレス化が進む小売市場で先行するアマゾンの戦略を紹介している。アマゾン内で使える企業通貨のアマゾンギフト券が、ポイント交換の対象に選ばれたり、中古ゲームの買取り代金に充てられたりなどしてアマゾン外でも広く流通しはじめているのだ。また、eコマース面では「アマゾン ペイメント(Amazon Payments)」という簡易決済サービスを展開。小さな小売店舗でもeコマースに進出できるチャネルを広げている。
そんな中で今回、米アマゾンは新たに、「ログイン アンド ペイ ウィズ アマゾン(Login and Pay with Amazon)」をスタートさせた。新サービスのパートナーとなったECサイトは、ショッピング後の支払い方法の選択肢としてサイト上に「Pay with Amazon」というボタンを設置することが可能。アマゾン ペイメント登録ユーザーはこのボタンをクリックし、アマゾン ペイメントで支払うことができる。つまり、ECサイトにしてみれば、アマゾン ペイメント登録ユーザーを新たに顧客として獲得できるわけだ。
アマゾン ペイメントのバイスプレジテントのトム・テイラー(Tom Taylor)氏は「アマゾンは2億1500万以上のアクティブカスタマーアカウントを持っている」という。まさにアマゾン ペイメントがマーケットとしての存在価値を高めつつある。
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アマゾンのプレスリリース
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アスキークラウド 創刊3号(9月24日発売)