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国内大手航空会社エコノミーシートの半額!

格安航空会社スクートのビジネスクラスは、国内大手より快適?

2013年09月22日 12時00分更新

文● 伊藤 真広

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 安く海外旅行を楽しみたいという人に、徐々に浸透しつつあるLCC(格安航空会社)。大手航空会社のサービスとは違い、預ける荷物や機内食、ドリンクが有料であったり、機内エンタテイメントがない、座席の間隔が狭いなど、提供されるサービスに差がある。

 その分、航空券の価格が半額以下になるため、お金をかけたくないけど海外旅行に行きたいという人にとって、ありがたい存在となっている。そんなLCCは、旅行者に優しいだけではなくビジネスユースのユーザーにもありがたい存在となっていることは意外と知られていない。

 以前から海外への出張が決まっている場合は、大手航空会社でも割引料金で航空券を購入できるので、予算を気にする必要はない。しかし、翌日や翌々日などの急な出張の場合は正規料金となるため、エコノミークラスのチケットであっても10万円を超えてしまう。

 ところが、LCCであれば直前でも航空券の価格を安く済ませられる。安く済ませる代わりにシートの間隔が狭かったり、預け荷物が有料であるといったデメリットもあるが、これをLCCのビジネスクラスにすると、そのサービス内容は国内大手航空会社のエコノミークラスと遜色がなく、快適な旅ができるという。

シンガポールのチャンギ空港をハブとするシンガポール航空の子会社のLCC「スクート」は、日本では成田空港に就航。台湾やシンガポールなど日本人にも人気の空港間を結んでいる

 そこで今回、シンガポール航空の子会社で成田空港に就航しているLCC「スクート」の飛行機に搭乗して、同社のビジネスクラス“SCOOTbiz”を体験してみたので、国内大手航空会社のサービスと比較してみたい。

スクートは飛行時間が3時間長い
これを長いと感じるか、短いと感じるか

 成田空港とシンガポールのチャンギ空港を直行便で結ぶ国内大手の航空会社の便の場合、飛行時間は約7時間30分。対するスクートは台湾の桃園国際空港でトランジットがあるため、乗り換えの待ち時間を含めて約9時間となっている。

 国内大手2社は、マイレージ会員になることでオンライン・チェックインができる。これを利用すると、1時間前の空港到着で荷物の預け入れと搭乗手続きは問題ない。スクートはオンライン・チェックインに対応していないため、2時間前には空港に到着していることが望ましい。

 この点を差し引きすると、国内大手航空会社とスクートでは、片道あたり約3時間の時間差が発生する。そのため、空港に至るまでの時間が長くかかる人や、空港到着がギリギリになってしまう人には利用しづらく感じるかもしれない。

スクートはオンライン・チェックインには対応していないものの、便の確認やチケットの予約は、同社のウェブサイトで行なえる

 また、LCCは、発着の時間が深夜や早朝ということが多く、空港へのアクセスを心配する声もあるが、今回利用したスクートは成田空港を日中の12時10分に出発。シンガポールの到着も現地時間の21時なので、到着してから公共交通機関がなく空港に足止めされるという心配もない。

 帰国便は、シンガポールを0時55分に出発し、成田に昼前の11時に到着となっている。搭乗手続きのためにチャンギ空港に入るのは23時頃なので、MRTなどの公共交通機関が動いている時間に空港入りが可能だ。成田への到着も昼間の11時と動きやすい時間になっていた。

直前なら大手航空会社の半額!

 次に航空券の価格を比較してみよう。成田空港とチャンギ空港の往復便は、翌日に出発して翌々日に帰国する場合、国内大手航空会社のエコノミークラスが19万5000円前後、ビジネスクラスで50万円前後になる。

成田とシンガポールの往復便は、国内大手2社だと、どちらも19万5000円前後が最安値

 一方スクートの場合、エコノミークラスが約6万5000円(機内食と荷物の預け入れ料込み)、ビジネスクラスに当たるScootBizが9万5000円。比較するとエコノミーで約13万円、ビジネスでは40万円以上の差となっており、価格面では圧倒的な差がついている。

スクートの場合、飛ぶだけの最安値なら5万5000円。シート間隔や預け荷物などが国内大手2社に最も近いサービスで6万5000円、さらに上のビジネスクラスでも9万5000円と半値以下の価格となっている

 次ページでは、サービス面がほぼ同等になる、国内大手航空会社のエコノミークラスと、スクートのビジネスクラスで快適さを比較してみよう。

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