AV機器のリモコン代わりにも使えちゃう!
タブレットの姿をしたPC「Surface Pro」の使い道(後編)
2013年07月23日 11時00分更新
Surface ProかSurface RTか、それが問題だ
さて、ここまではSurface ProとSurface RTに共通の機能を見てきた。最後に、Surface ProとSurface RTの違いについて簡単に触れておきたい。結論から先に言うと、Surface ProはこれまでのWindowsで使われていたハードウェアやソフトウェアという資産をフル活用できる、タブレットの顔をしたPCである。アーキテクチャを見ても、CPUに第3世代のCore i5を搭載している。
一方のSurface RTは、これまで使ってきたハードウェアは活用できるがソフトウェアは動かせず、基本的にWindows RT対応のアプリをWindowsストアからダウンロードして使うこととなる。従来のタブレットの弱点だったハードウェアとの連携の不備とファイル管理のしにくさを解決し、より自然に使えるデバイスを目指したタブレットである、ということに尽きる。やはり、エクスプローラーでファイル管理ができたり、Windowsのワークグループに参加できたりするのは、地味なポイントだが重要だ。
これまでのタブレットにちょっとした不満を感じていて、周辺機器をもっと簡単に使えるようにしたい、ファイルのやり取りを今よりもスムーズに行ないたい、ホームネットワークで活用したい……という人には、Surface RTで十分に利用できるだろう。
とはいえ、僕がほしいのは、Windowsで利用してきたハードもソフトも全部使えて、しかもタブレットとしての機動力も持ち合わせたパソコンという、これまでにないスゴいヤツである。僕のようなワガママなユーザーは、Surface Proを選ぶのである。
Surfaceの主な仕様 | ||
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製品名 | Surface RT | Surface Pro |
OS | Windows RT | Windows 8 Pro(64bit) |
CPU | NVIDIA Tegra 3 | Core i5-3317U |
メモリー | 2GB | 4GB |
ストレージ | 64GB/32GB | 256GB/128GB |
ディスプレー | 10.6型(1366×768ドット) | 10.6型(1920×1080ドット) |
インターフェース | USB 2.0、microSDXCメモリーカードスロット、Mini DisplayPortなど | USB 3.0、microSDXCメモリーカードスロット、Mini DisplayPortなど |
無線通信 | IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 | IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 |
バッテリー駆動時間 | 最大約8時間 | 最大約4時間 |
サイズ | 幅275×奥行き172×高さ9mm | 幅275×奥行き173×高さ14mm |
重量 | 約680g | 約907g |
実売価格 | 64GBモデル:約4万8000円 32GBモデル:約4万円 |
256GBモデル:約12万円 128GBモデル:約10万円 |