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新人編集が初めて触れたタブレット

1万円台で存分に楽しむ7インチタブ「IdeaTab A1000」

2013年07月16日 21時03分更新

文● 柴谷理沙/ASCII.jp編集部

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「IdeaTab A1000」、1万円台で買える7インチタブレット

 レノボ・ジャパンから発表された7インチタブレット「IdeaTab A1000」の初回記事を担当することになった柴谷です。

 筆者は最近このASCII.jp編集部にやってきました。PCやガジェットはまだまだ勉強中なので、毎日四苦八苦しながら記事を書いています。「"7インチタブレット"なるものが流行っているらしい」ということは、かろうじて知っていたものの、長期間使うような機会は今回が初めてです。スマートフォンに比べて画面が大きく見やすそうだなと、漠然とした興味を持っていたところ、1万円台で買える、最初の7インチタブレットとしても最適と思える製品のレビューを命じられたので、使ってみました。

 さて、私がこれまで抱いていたタブレットの印象は以下の通り。

  • スマートフォンよりも画面が大きくて見やすそう 
  • 一方でスマホに比べて大きくて分厚いので、持ち運びが不便そう
  • 比較的価格が高くビジネスマンが電車で使っているイメージ

薄さ10.7mm。もう少し分厚いものかと思っていた。

 初めてタブレットをじっくり触ってみたが、手に取ってまず初めに気に入ったのはこの「薄さ」だ。「IdeaTab A1000」は、7インチタブレットとしては特別薄くも軽くもないそうだが、タブレット=大きくて分厚い、というイメージはなくなった。持ちやすさに関しては、大きく手を広げれば、(それほど大きくはない女性の手でも)片手で持てるサイズ。

梱包をといた。箱の内側はオレンジ

頑張れば女性でも片手で持てるサイズ

 7インチタブレットはサイズ的には新書判と同じくらいのサイズ。スマホよりも大きな画面で、動画や写真などを楽しめるという点が特徴だ。

裏面はさらさらした質感

 本を読むのが好きなので、まずは電子書籍を読んでみようとあれこれ触ってみたが、Androidの使い勝手は普段使っているiPhoneなどとずいぶん違う面もある。最初は使い方がわからず、ホーム画面とアプリが沢山並んでいる画面を何度も往復した。

 ようやく見つけた電子書籍アプリ「eBookJapan」の検索画面では、スマートフォンよりソフトキーが大きめで打ち間違いもせずスムーズに文字入力ができた。普段紙の本を読んでいるため、2つ折りでないものを持ちながら読書することに違和感を感じながらも、暗い場所でもライトなしで読めるため、気が付けば就寝前3~4時間にわたり読みふけってしまった。それでも普段使っているスマホと比べて、案外と電池の減りは少なかった。

 

ホーム画面

アプリ一覧

 画面が大きいため文字も読みやすく、ページをめくる時の感覚が滑らかで楽しい。電子書籍アプリを初めて利用したが、目は思ったほど疲れることなく、操作も快適だった。豊富な品ぞろえの商品一覧を眺めていると、いつもとは違ったジャンルの本も読みたくなった。

 廉価機と思われがちなIdeaTab A1000だが、映画などを高音質で楽しめる「ドルビー デジタルプラス」に対応する点も特徴だ。さらに前面の2つのスピーカーから大音量で音声を再生できるということだったので、「Google Playムービー」に入っていたレノボのイメージ動画を再生してみた。動画は、電子書籍を読んだついでに横になったまま、IdeaTab A1000を両手に持って再生した。

レノボのイメージ動画を再生した

 スピーカーが前面に付いているので、横に置いた際にステレオ再生ができるほか、壁に立てかけた状態で動画を再生しても音量がとりやすいのがウリだという。台所で料理をしながら、あるいは洗面所で身支度をしながら、などといったシチュエーションで動画を楽しむのにも便利そうだ。

 動画を再生してみると、奥行きが感じられる音質で、馬が走り抜けていくような映画を再生してみたくなった。また、かなり音量を上げても音が割れずに再生することができた。大音量だと振動が手に伝わってしまうが、2つのスピーカーのふちの部分が斜めにカットされており、しっかりと持ちやすく落としてしまうこともなさそうだった。

前面に搭載されたスピーカー。ふちの部分が斜めにカットされている

 以上、初めて7インチタブレットを使ってみたが、スマートフォンより画面が大きくて見やすく、でもカバンに入れるにもちょうどよい小ささで、家でも外でも使いたくなるサイズだった。IdeaTab A1000は、この手軽なサイズにくわえ、きれいな音質も付いて1万8000円前後で発売予定だという。筆者のようなエントリーユーザーや、まずは最近流行の7インチタブレットがどんなものかを試してみたい、あるいは持ち運びに苦にならないサイズで、スマホより少し大きな画面で動画や写真、電子書籍などを試してみたいという人には「お買い得」な製品なのではないだろうか?……と、筆者ごときが皆様におすすめしたくなるようなタブレットだった。

 また、実際にタブレットを使ってみると、想像していた通りスマホより画面が見やすく、ビジネス向けというこれまで抱いていたタブレットに対するイメージも変わった。

 サイズに関しては持ち運ぶのにも最適で、さらに、電子書籍や写真、動画再生など家に帰って楽しむのにも重宝しそうな色々なコンテンツが用意されている。7インチタブレットには色々な楽しみ方があることが分かったが、その中でも、やはりIdeaTab A1000を使ってみて一番気に入った点は、タブレット使用後にスマートフォンの画面を見ると極端に小さく不便に感じてしまうほど大きくて見やすい画面だ。

 
IdeaTab A1000
CPU MediaTek 8317-1.2GHz デュアルコア
メモリー 1GB(LPDDR2)
ディスプレー 7.0型ワイドLCD TNパネル(1024×600ドット、5点マルチタッチ)
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
インターフェース Micro USBポート(OTG対応)、マイクロフォン・ヘッドホン出力端子
カードスロット microSDカード
カメラ 前面:30万画素
サウンド機能 ドルビーデジタルプラス対応、ステレオスピーカー×2
バッテリー駆動時間 約8時間(Wi-Fi使用時)
サイズ/重量 約幅199×奥行121×高さ10.7mm/約350g
OS Android 4.1.2

筆者プロフィール

柴谷です。1990年生まれの22歳です。身長は156cm、文系出身でかなりの機械音痴です。好きな食べ物はパンです。

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