イー・アクセス(イー・モバイル)は、同社のLTE対応スマートフォン「STREAM X(GL07S)」において、7月25日からソフトバンクモバイルの3Gネットワーク「SoftBank 3G」が利用可能になると発表した(音声通話、データ通信とも)。別途料金や申し込みは不要。
今回の接続は今夏対応と3月に発表されていたもの(関連記事)。STREAM Xは、「EMOBILE LTE」で利用する1.8GHz帯のLTEに加えて、3G(W-CDMA)ではイー・モバイルで利用している1.7GHz帯と世界標準である2.1GHz帯の両周波数に対応する。このうちSTREAM Xは2.1GHz帯で接続する。
ソフトバンクの3G網は1.5GHz帯(ULTRA SPEED)、900MHz帯(プラチナバンド)でも提供されているが、2.1GHz帯は当初から展開しており、全国的なサービスエリアを持つ(人口カバー率は99.99%と発表している)。STREAM Xが2.1GHz帯の「SoftBank 3G」に対応することで、都市部が中心のイー・モバイルのエリアだけでなく、ほぼ全国で音声通話やデータ通信が可能になるため、端末の価値がグッと上昇することは確実だ。
なお、前述したようにSoftBank 3Gの利用にあたり、別料金や申し込みは不要だが、端末側は7月25日以降に配布される最新ソフトウェアへの更新が必要となる。詳細は追って告知される予定。
端末代込みで月3880円 音声定額もプラス月1400円
それでほぼ全国で使えるとなると、これは超強力!?
STREAM X(GL07S)については、本記事に詳しく掲載しているが、1.5GHz動作のクアッドコアCPUと4.7型液晶を搭載。また、イー・モバイル端末初のおサイフケータイにも対応する。
料金も魅力的で、「LTE電話プラン」「データ定額5」(月5GBが上限)と割引サービスの組み合わせで、2年契約を前提に端末代込みで月3880円。さらに追加で、1回10分以内/月300回までの国内通話が定額となる「通話定額オプション」が月1400円で利用できる。