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日本通信、LTEルーターの発売を延期 SIMロックがあったため

2013年06月14日 17時45分更新

文● ASCII.jp編集部

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 日本通信は、6月10日に発表したSIMロックフリーのLTE対応SIM「b-mobile4G WiFi3」について、発売当日の今日14日になって出荷を停止したと公表した。理由は「SIMロックが掛かっていることが判明したため」としている。

ドコモ以外のSIMでも使える可能性があった!? 「b-mobile4G WiFi3」

 「WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で」と題されたニュースリリースでは、

「当社は、携帯事業者のSIMロックに対して、これは利用者を不当に縛るものとして反対し、SIMロック解除を一貫して推進してきました。従って、当社がこれまでに発売している製品は、全てSIMロックフリーとなっており、お客様が端末は端末として、SIMはSIMとして好きなものを選んで使える世界をご提供してきています。」

と、端末とSIMを分離して、ユーザーが自由に選択できる環境を提供する同社の姿勢を示した後、

「しかしながら、本日発売予定だったWiFi3には、当社の意に反し、ドコモのSIMロックが掛かっていることがメーカーから本日報告されました。各メーカーは、これまで携帯事業者向けに、携帯事業者の意向のもとSIMロックをかけてきていることから、当社のメーカーもその流れに則ってきた結果です。」

と、製品を納入するメーカーが、同社の意向に反し、SIMロックを施したといった内容が続けられている。

 もっとも、端末を製造したメーカーの詳細はもちろん、本来の仕様とは異なる製品が納品され、発売当日になって判明した過程などはこのリリースからはまったく不明であり、今後の発表を待ちたい。

SIMロックフリーで発売されていたら
他社のSIMでも使える可能性があった!?

 なお、「b-mobile4G WiFi3」は、LTEでは800MHz/1500MHz/2100MHz、W-CDMAでは800/2100MHzに対応するモバイルルーターで、SIMロックフリー仕様であることをアピールしていた。

 同製品のFAQでは、ドコモネットワークのSIMで利用できるとすると同時に、「それ以外のネットワークを利用した事業者のSIMカードについても、通信方式と周波数帯が合えばSIMロックフリー端末なのでご利用いただける可能性があります。但し、ドコモネットワーク以外を利用した事業者のSIMカードでの検証を行っていないため、動作を保障するものではありません。」と記されている。


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