COMPUTEX TAIPEI 2013のGALAXYブースでは、今年も世界中のオーバークロッカーが注目する白色基板のビデオカードを展示していた。GeForce GTX 780を搭載するデュアルファンモデル「GTX 780 SOC」と、GeForce GTX 770を搭載する3連ファンモデル「GTX 770 2GB SOC White」の2枚だ。
今年のブースでも例年通り、香港や韓国などからオーバークロッカーを招待して、「GTX 780 SOC」を使ったオーバークロックデモを開催していた。そこでは、白色基板モデルで使用できるオーバークロック用新兵器「チルボード」が使用されていた。
「チルボード」は、チップセットを開発するCHIL社が手がけたビデオカード制御用基板で、コアクロックやメモリークロック、電圧などをWindows上で変更できる。チルボード単体で製品化するかは未定だが、GALAXYによると白色基板モデルに同梱して数量限定での販売を検討しているという。
GALAXY初のマザーボードは
当然オーバークロッカー仕様!
これまでビデオカードメーカーとして名を馳せてきたGALAXYが、今年はなんとマザーボードも展示していた。Z87チップセット搭載のATXマザーボード「Z87-HOF」で、HOFは“Hall of Fame”(殿堂)の略だという。
オーバークロック向けということで、通常の2倍の銅箔層をもつ基板を採用し、16フェイズの電源回路を搭載するなど、安定性と耐久性を重視した作りになっている。BIOSもオーバークロッカーが納得するものに仕上げているとのこと。発売は年末の予定だ。
Tegra 4搭載のタブレット
「GALAPAD」
日本では、並行輸入で1万8000円前後で販売されているGALAXYのタブレット「GALAPAD7」。その後継となる「GALAPAD6.3」「GALAPAD9」「GALAPAD10.1」の3種類が展示されていた。3機種とも3G回線に対応している。
搭載するCPUは、「GALAPAD7」ではTegra 3を採用していたが、今回発表された製品は最新のTegra 4を採用。詳細なスペックは近日中に発表される予定だが、残念ながら日本での販売は現時点では予定されていない。
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