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T教授の「戦略的衝動買い」 第239回

たった555gの“iPad mini Air”を実現するキーボードを衝動買い

2013年04月17日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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マグネット仕掛けのヒンジでスムーズに取り付けできる

Fnキーと最上段の機能キーの組み合わせでiPad miniのハードウエア的操作は完璧

Fnキーと最上段の機能キーの組み合わせでiPad miniのハードウエア的操作は完璧

何と言っても外付けキーボードを付けて便利なのはソフトウェアキーボードで明示的なサポートのないカーソル移動キーだろう

何と言っても外付けキーボードを付けて便利なのはソフトウェアキーボードで明示的なサポートのないカーソル移動キーだろう

 iPad miniの音量やディスプレーの照度調整、画面ロックや、写真を使ったスクリーンセーバーの起動/終了、検索ページへの移動、ビデオの再生操作などは、左下の「Fnキー」と最上列の機能キーの組み合わせで実行可能だ。また右下に位置するカーソルキーは、文章を書いたり長いメールを書くときに極めて重宝する。

miniキーボードキットへのiPad miniの取り付けは極めてクイックで簡単だ

miniキーボードキットへのiPad miniの取り付けは極めてクイックで簡単だ

 しかし、何と言ってもminiキーボードキットの最大の特徴は、A5サイズのキーボードの上端にiPad miniをスムースに取り外しできるマグネット仕掛けのヒンジ機能を内蔵したことだ。これにより、iPad miniのキーボードユニットへのスムースな着脱を実現している。

デザイン性と液晶の仰角の狭間で……

キーボード上端にヒンジで繋がっているマグネット付きの溝にiPad miniを入れる

キーボード上端にヒンジで繋がっているマグネット付きの溝にiPad miniを入れる

両端にあるリテイナー(保定用の爪の様な部分)で支え、液晶部分(iPad mini)を手で持って開閉可能とする

両端にあるリテイナー(保定用の爪の様な部分)で支え、液晶部分(iPad mini)を手で持って開閉可能とする

マグネットのパワーは結構強く、キーボード部分をもってぶら下げてもiPad miniは落下しない

マグネットのパワーは結構強く、キーボード部分をもってぶら下げてもiPad miniは落下しない

 マグネットで取り付けたiPad miniをノートパソコンの液晶画面のように自由に開閉して操作するために、正面から見て両端には「リテイナー」(保定装置)が取り付けられている。

 しかし、軽量でたった300gとは言え、単体でタブレットとして機能するそれなりの重量のあるiPad miniをディスプレーのように傾きをつけて固定するにはそれなりの限界がある。

背後への転倒防止の意味もあり、液晶面の最大仰角は115度くらいが限界か……

背後への転倒防止の意味もあり、液晶面の最大仰角は115度くらいが限界か……

筆者愛用の「ThinkPad Tablet 2」もBluetoothキーボードユニットにタブレットであるThinkPad Tablet 2をただ置くだけの仕様だが、仰角はほぼ同じ115度近辺だ

筆者愛用の「ThinkPad Tablet 2」もBluetoothキーボードユニットにタブレットであるThinkPad Tablet 2をただ置くだけの仕様だが、仰角はほぼ同じ115度近辺だ

上に乗っかったiPad miniAirは、サイズこそ小さいが同じような仰角115度は業界の暗黙の約束なのかも……(^_^;)

上に乗っかったiPad miniAirは、サイズこそ小さいが同じような仰角115度は業界の暗黙の約束なのかも……(^_^;)

 筆者が愛用しているWindows 8搭載の「ThinkPad Tablet 2」も同様であるが、軽いキーボードの終端に傾けたタブレットを取り付ける場合、デザイン性を重視し、転倒防止の対策をとったとしても、その多くは仰角が最大約115度近辺にならざるを得ないようだ。使用時に、液晶面との角度が合わない場合は、設置位置との距離で調整するしか手段がない。

多くのiPad mini用キーボードはこのようにキーボード中程にiPad miniを立てるケースや、iPad miniとBluetoothキーボードを1つのバインダーのようなケースに収納するタイプがほとんどだ

多くのiPad mini用キーボードはこのようにキーボード中程にiPad miniを立てるケースや、iPad miniとBluetoothキーボードを1つのバインダーのようなケースに収納するタイプがほとんどだ

iPad miniとBluetoothキーボードを合体させてパックする方式のキーボードには、iPad miniを確実に抱え込むために、こういうフラップが大きくせり出しているタイプが多い。かな漢字変換で親指の腹でスペースキーを叩く人は邪魔で作業効率が著しく落ちるので注意が必要だ

iPad miniとBluetoothキーボードを合体させてパックする方式のキーボードには、iPad miniを確実に抱え込むために、こういうフラップが大きくせり出しているタイプが多い。かな漢字変換で親指の腹でスペースキーを叩く人は邪魔で作業効率が著しく落ちるので注意が必要だ

しかし、miniキーボードキットは、邪魔なフラップ部分がまったくなく、かな感変換もスムースだ

しかし、miniキーボードキットは、邪魔なフラップ部分がまったくなく、かな感変換もスムースだ

 すでにiPad mini専用をうたった外付けキーボードもいくつか登場してきてはいるが、その多くは、背面への転倒防止と液晶面の仰角設定を考慮してキーボードの中央寄りの部分の溝にiPad miniを立てるタイプか、全体を革製やプラスティック製のバインダーのような形状のパーツで包み込むデザインが多く、残念ながら見た目が決して魅力的とは言えないモノが多い。

右側面から見ても、ごく普通のモバイルPCのように見える

右側面から見ても、ごく普通のモバイルPCのように見える

正面から見てもますます普通のモバイルPCだ。筆者はシルバーカラーを選択したが、miniキーボードキットの別のカラーを選択すれば、また違ったイメージになる

正面から見てもますます普通のモバイルPCだ。筆者はシルバーカラーを選択したが、miniキーボードキットの別のカラーを選択すれば、また違ったイメージになる

左側面の写真……ちょっと隙間が空いているのは個体差でご愛嬌か。実質的に影響なし

左側面の写真……ちょっと隙間が空いているのは個体差でご愛嬌か。実質的に影響なし

 miniキーボードキットは、iPad miniを専用キーボードと組み合わせて、モバイルPCのようなスタイルにすることを目標とした数少ないアイテムだ。

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