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【週刊アップル】iPhone、Mac、iPad関連の1週間(3/29~4/4)

2013年04月15日 07時00分更新

文● 花田祐輔(HEW)/アスキークラウド

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5日(金)
・宇宙船型新社屋、予算オーバーで着工できず?

故スティーブ・ジョブス氏が2011年に発表した宇宙船型のアップル本社新社屋は当初は30億ドルで建造予定とされていたが、今年6月に着工開始を控えた現在では費用が50億ドルに膨らんでしまっているという。米メディア・ブルーバーグビジネスウィークは、アップルが予算削減に取り組み、着工を先延ばしにしていると報じている。

6日(土)
・アップルのテキスト選択関連特許、サムスンが侵害したとの仮決定

ロイターの報道によれば、米アップルがスマートフォンやタブレット端末のテキスト選択機能に関する特許を侵害されたとして韓国・サムスン電子の製品について輸入・販売の差し止めを求めていた訴訟で、米国際貿易委員会(ITC)は、アップルの特許をサムスンが侵害したとの仮決定を下したとのこと。

8日(月)
・「iPad mini」商標登録出願、米特許商標庁が再検討へ

「iPad mini」の商標登録が認められる可能性が出てきた。米特許商標局(USPTO)は先頃、アップルの商標登録出願に対し「同製品名に使われる『mini』という語は単に特徴を説明しているに過ぎない」などとして拒絶していたが、その後アップルに通知したものと見られる通知の中でその拒絶理由を撤回し、再検討する意向であることを明かした。ただしアップルが「mini」という単語の商標権を主張しないことを明示することが条件としている。

9日(火)
・App Store 売り上げ1位、ダウンロード数2位―2013年Q1モバイルアプリ市場

米調査会社Canalysが発表した2013年第1四半期(1月~3月、Q1)のモバイルアプリ動向調査結果によれば、「Google Play」「App Store」「BlackBerry World」「Windows Phone」の4ストアにおけるアプリダンロード数は前四半期と比較して11%増加で、売り上げは9%増。そのうち、ダウンロード数ではGoogle Playが51%のシェアでApp Storeを僅差で抑え首位に。売り上げではApp Storeが74%のシェアを占め、モバイルアプリ市場においてアップルとグーグルの“2強”状態が続いていることがわかった。

10日(水)
・日本のACCESS、アップルに特許をライセンス提供

米アップルが、モバイル向けソフトウェアなどを手がける日本のACCESSとライセンス契約を今年3月末に締結したことが明らかになった。ACCESSからは同社の特許のほか、同社が取得したPalm、PalmSource、Bell Communications ResearchおよびGeoworksが保有していた特許ライセンスの提供を受け、同社へは約10億円を支払う。

・ヤフーとの連携強化へ――iPhoneやiPadなどモバイル分野で
アップルとヤフーが、iPhoneやiPadなどのモバイル分野でより連携を深めていることがわかった。米メディアのウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、すでにヤフーからのデータ提供を受けている「Siri」での連携に加えて、今後はYahoo!ニュースなどコンテンツ面でも結びつきを強めていく協議がもたれているという。さらに将来的には、現状グーグルに依存せざるを得ない“検索”についても、ヤフーが検索結果をアップルに提供するといったような方策が模索されているとのことだ。

・iPhone不振か――台湾・鴻海精密工業が大幅減収
アップル製品の受託製造を担う台湾の精密機器メーカー・鴻海精密工業は、2013年第1四半期の売上高が前年同期比で19.2%減となる8089億6900万台湾ドル(約2兆6800億円)と発表。これは2000年以降で最大となる大幅減収で、最大の顧客であるアップルの製品「iPhone」や「iPad」などの受注が伸び悩んでいることを示唆していると複数メディアが報じている。

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