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T教授の「戦略的衝動買い」第231回

ウルトラ軽量! たった14gのタイベック紙サイフを衝動買い

2013年02月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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紙製のモノは、日本だけでなく世界中で今注目されている
紙製のモノは、日本だけでなく世界中で今注目されている

 人が使う道具には、軽ければ軽いほど、小さければ小さいほど良いとされるモノと、ある程度の重量や質量、体積の必要なモノがある。

 また、その道具より先に地球上に存在する“ある標準”があり、技術的にはいくらでも小さくすることができて、かつそれが理想でも、自分だけを勝手に小さく軽くはできない種類の道具もある。

 本日紹介する「財布」は、その両方に関係する商品であり、人が日常使う伝統的な道具だ。世界各国、多少のサイズの差こそあれ、お札という社会システムの基本である紙幣を必要な枚数収納し、人がそれを携帯し、必要なときに取り出し、中から任意の紙幣を必要な枚数引き出すことがごく自然にできなくてはならない道具だ。

通貨は裸で持って歩くのもいいが、クリップや財布などの使い方を考えるのも楽しい
通貨は裸で持って歩くのもいいが、クリップや財布などの使い方を考えるのも楽しい

 人が紙幣を持ち運ぶ手段はいくつかあるが、最もナチュラルなのは、紙幣を何ものにも収納せず、クレジットカードと一緒にまとめてポケットに押し込んで外出するのが第一の手段だ。そして第二の手段は、紙幣だけを“札バサミ”でまとめてホールドする方法、そして三番目が紙幣を完全に収納する「財布」だ。

 筆者を含め、日常いろいろなモノを組み合わせてたくさん持ち歩いている現代人は、自分の持ち歩いている個々のモノの重量を知らないケースがほとんどだ。ちょっと気になったので、普段自分の携帯しているモノの中から代表的なモノを誤差1g以下のキッチン秤で計測してみた。

身の回りの重さを比べるときの1つの基準となるiPhone。114gしかないが、実際に持ってみると、そのソリッド感からズッシリと感じる……不思議だ 確かに重いと……感じる筆者のメインケータイ、Nokia「Lumia 920」
身の回りの重さを比べるときの1つの基準となるiPhone。114gしかないが、実際に持ってみると、そのソリッド感からズッシリと感じる……不思議だ確かに重いと……感じる筆者のメインケータイ、Nokia「Lumia 920」

 スマートフォンといえば一番にその名前があがるまでになった裸の「iPhone 5」が実測114g、筆者のメインケータイであるNokiaの「Lumia 920」がやや重めで実測186g。

お小遣いをゲットしたばかりの月初めの財布のコンテンツはこんなモノか!?(^_^
お小遣いをゲットしたばかりの月初めの財布のコンテンツはこんなモノか!?(^_^
お固い企業のサラリーマンの典型的な札入れ型財布だと月初めには162gもある 気楽な家業だとこういう財布に同じだけ収納しても、たったの92gと軽い!
お固い企業のサラリーマンの典型的な札入れ型財布だと月初めには162gもある気楽な家業だとこういう財布に同じだけ収納しても、たったの92gと軽い!

 コインなしで、クレジットカード6枚と3万5000円の紙幣を入れたヴィトンのビジネスピープル用縦型財布が実測で162g。軽さと収納力を評価して銀座のオーソドキシーであつらえたほぼ同じ条件の筆者の日常使いの財布が92gだ。

 たったこれだけをみても、スマホと同じく、財布もその構造や素材で大きく総重量が異なることが理解できる。

軽さを求めて愛用するタイベックの財布

本棚や机の引き出しを探したら昔買ったDynomighty社の紙の財布が一杯出てきた
本棚や机の引き出しを探したら昔買ったDynomighty社の紙の財布が一杯出てきた

 財布の軽さ、以前からその重さの差が気になっていた筆者は、初めて「TYVEK」(タイベック)という紙素材の財布が市場に登場した2005年以降、何度も紙の財布を購入し、実際に毎日使ってきた。

2005年版とサイズも折り方も殆ど一緒だが、どこか安定感・安心感が加速した最新版
2005年版とサイズも折り方もほとんど一緒だが、どこか安定感・安心感が加速した最新版

 今回、東京・表参道のMoMAストアで購入した財布も、そのTYVEK紙だけを使用して、折り紙の要領で折って作ったDYNOMIGHTY製の最新の「mighty wallet」だ。タイベックはデュポン社のマテリアル商品名であり、同社の登録商標だ。

 タイベックは0.5~10ミクロンの連続性の極細長繊維が高圧で紡糸され、ランダムに積層された後、熱と圧力だけでシート状に形成されたカーボンの様なイメージの紙だ。極めて軽量、強度があり、水は通さないが通気する、とてもユニークな特徴を持つ紙素材なのだ。

TYVEKは、今や知らないうちにいろいろなモノに使用されている。タフさ故、この前は工事現場の幌に使用されているのを見つけた TYVEKは、今や知らないうちにいろいろなモノに使用されている。タフさ故、この前は工事現場の幌に使用されているのを見つけた

 身近なところでは、国際クーリエ便の書類を送付する時の防水紙封筒や、航空機の荷物のデスティネーション・タグ、遊園地などで腕首に巻き付けるリストバンド・チケットなどがそうだ。昨今だと、スマホやタブレット、デジカメなどを収納するクッション素材と併用したポーチの表面素材などとしても使われている。


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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