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マイクロソフトがアフリカに本腰 安価なWP8スマホを投入

2013年02月06日 19時00分更新

文● 末岡洋子

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 Microsoftと中国のHuawei Technologiesが組んで、150ドルを切る「Windows Phone 8」ベースのスマートフォンをアフリカで提供する。Microsoftが2月4日に明かしたアフリカ向けの経済開発イニシアティブ「4Afrika Initiative」の一部として発表された。Samsungも先に安価な「GALAXY」ラインを発表するなど、スマートフォンの価格低下が進み始めたようだ。

 4Afrikaは、Microsoftによるアフリカ地域の地元経済開発を支援する活動だ。同社は今後3年で7400万ドル(約69億5000万円)を投じるという。最初の取り組みの1つとして発表されたのが、HuaweiのWindows Phone 8スマホ「Huawei 4Afrika」だ。

Huawei製のWindows Phone 8端末を安価にアフリカ市場へ投入する

 2012年秋に発表されたWindows Phone 8のフル機能を備える端末で、アフリカ市場に適したアプリをバンドルするなど特別設計した。現時点では詳細なスペックは発表されていないが、Huaweiが1月初めのCESで発表した同社初のWindows Phone 8「Ascend W1」をベースとしているようだ。Microsoftは大学生、開発者、スマホ初心者などをターゲットにすると説明しており、価格は150ドル以下と予想されている。

 Huawei 4Afrikaは2月後半よりエジプト、モロッコ、ケニア、南アフリカ、ナイジェリアなど7カ国で提供を開始、その後他のアフリカ諸国に拡大する。

 Microsoftは同イニシアティブの下、2016年末までに1000万台レベルのスマホをアフリカの若者などに提供するという目標を掲げており、Huawei 4Afrikaは重要な最初のステップになるとしている。将来4Afrikaの下で、他のWindows Phoneベースのスマホも投入する予定のようだ。なお、Huaweiはネットワークインフラ事業において、アフリカ市場で高いシェアを持つ。

アフリカにおける教育のIT化やIT技術者育成も目指す「4Afrika Initiative」

 スマホではまた、NokiaのWindows Phone 7.5べースの低価格機種「Lumia 610」「Lumia 510」についても、ケニアとナイジェリアの現地オペレーターと協力してプッシュしていくという。ナイジェリアでは現在消費者が購入する95%がフィーチャーフォンであることから、Microsoftは携帯電話ショップ内でLumia購入者向けの講習も展開するという。

 スマートフォン以外の4Afrikaイニシアティブとして、Microsoftはケニア政府と協力して現地に安価な高速モバイルブロードバンドネットワークを構築する計画も発表している。このほか、中小規模企業約100万社のオンライン化、既存の労働者約10万人のスキルアップなども掲げている。

 スマートフォンの低価格化は2013年に予想されているトレンドの1つで、Samsungも4日にローエンドの「GALAXY Young」と「GALAXY Fame」を発表している。Gartnerでは、2013年に50ドルを切るスマートフォンが途上国市場に登場すると予想している。


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