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地下鉄でもネットは快速? 実際に計測してみた

2013年01月15日 15時00分更新

文● 小林誠、ASCII.jp編集部

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LTE対応の路線でも
3Gでつながることはある

 まず都営新宿線(新宿~市ヶ谷)だが、ドコモはLTEのアンテナが4本中4本、ソフトバンクも3Gのアンテナが4本中4本と抜群の環境。auもLTEのアンテナが4本中3~4本なので、いずれにせよ良好な環境と言える。

 ただしドコモは一度3Gに切り替わり、このときは下り1Mbps程度。新宿駅周辺は混雑しがちなエリアなので地下鉄でも影響があるかもしれない。auは遅くても下り13Mbpsと絶好調。ただし上りは1Mbpsということもあった。ソフトバンクは3Gなので下り4Mbps、上り0.8Mbpsの場合もある。ただ最速値とそれほど大きな差は無い。

 都営三田線(水道橋~巣鴨)は、ドコモが最初3Gにつながり、下り4Mbpsということもあったが、他2回はLTE。auは引き続き好調で20Mbps台が2回、遅くても下り18Mbps。ソフトバンクの3Gはアンテナが2~4本ややで不安定だったものの下り8~6Mbps、上り3~1Mbpsと数値は悪くない。

 都営浅草線(浅草~日本橋)では、ドコモもLTEにつながり続けた。7Mbpsということもあったが15、16Mbpsと続いた。上りもすべて6~7Mbps。auのLTEも利用者が少ないからかまたまた絶好調で28~29Mbps。上りも悪くて4Mbps。ソフトバンクの3Gも好調で下りは7~8Mbps。上りはすべて1Mbps台。

 つづいてテストした都営大江戸線(汐留~六本木)は夕方の帰宅ラッシュにやや重なり始めている。それでもドコモは下りが12~16Mbps。上りはちょっと遅くなったがそれでも最低で3.66Mbpsだ。地下鉄でのXiは非常に良好だ。auも20~23Mbpsと相変わらず素晴らしい計測結果に。ただし上りでは2Mbps台が2回続いた。

 ソフトバンクの3Gは、ここで最高値を出し、下りは9~11Mbps。上りはちょっとバラつき0.61~3.21Mbpsとなった。

 引き続きテストしたのが、東京メトロ丸ノ内線(霞ヶ関~東京)だ。ここでは明らかにラッシュの影響と感じられることがあった。

 ドコモは3Gにつながることも多く、アンテナこそ4本中4本ではあるが、下りで2~3Mbpsというのが2回続いた。それでもネットをするには十分だが、「RBB TODAY SPEED TEST」ではping値で1677といった数字が出ていた。混雑しているから、つながりにくいかもしれない。

 auのLTEも最大は22Mbpsだが、混雑の影響か他の2回は下りで1.7Mbpsと0.97Mbpsという、いきなり低速となっている。上りはさらに酷く、0.05Mbps、0.13Mbpsが計測された。こちらは混雑が激しかったようだ。さすが日本の中枢と言えそうだ。

 ただソフトバンクはここでも平常。下りで5~7Mbps。上りは0.42Mbpsという数値は出たものの他2回は1Mbpsだ。

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