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地下鉄でもネットは快速? 実際に計測してみた

2013年01月15日 15時00分更新

文● 小林誠、ASCII.jp編集部

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地下化路線についても、対応を進めてほしい!

 つづいて、東京モノレールは、天空橋~羽田空港第2ビルの区間で計測。ドコモは3回計測したが、3Gのアンテナも0~3本をいったりきたりでつながらない。3回計測してもエラーとなった。

 auは東京モノレールの3Gでのエリア化を公表しているが、アンテナの本数は1~4本と不安定。エラーが1回。auは今後東京モノレール車内に、WiMAX回線をバックボーンに利用した「au Wi-Fi SPOT」の導入も予定している

 ソフトバンクは3Gのアンテナが2~4本の表示。若干よさそうだがping値を見ると、かなり大きく1006といった数値だった。下りで2~6Mbpsと速度こそ出たが、ややつながりにくい感じ。上りは0.53~0.88Mbpsと地下鉄のエリアと比べれば悪くなっている。

 同じく地下化された東急目黒線(不動前~大岡山)は、住宅街を走る路線だ。こちらは帰宅ラッシュの状態で、空いている上りのみで行った。ここでは3キャリアとも3Gの表示になり、アンテナも2~4本と不安定だがつながるという状況だった。

地下鉄の対応エリアは高速!
ただし混雑の影響がすでにありそう

 以上、LTEでつながるケースは、現時点ではほぼ高速と言える。地上では混雑がしがちと言われるドコモのXiもガンガン入る。auのLTEはさらに速かった。ソフトバンクの3Gも10Mbpsを超える。期待以上に通信速度が出る印象だ。

 ただ地下鉄といえどもラッシュ時の混雑は影響があるようだ。駅間が短いと、混雑する駅の基地局につながることも考えられる。また路線によっては3Gしかつながらないこともある。時間帯、あるいは今後利用者が増えれば(今は対応しているのを知らない人も多いだろう)、地下鉄でも地上と同じようにつながりにくい、といったことが起きそうだ。

 また各社には、地下鉄だけでなく、地下化された路線も忘れずエリア化を進めてほしい。


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