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【NEC報道資料】スマートフォンをクラウド上に仮想化できるサービス「NEC Cloud Smartphone」を販売開始

2012年11月07日 17時30分更新

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【NEC報道資料】スマートフォンをクラウド上に仮想化できるサービス「NEC Cloud Smartphone」を販売開始

2012年11月7日

NECは、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスをクラウド上で仮想化し、外出先で個人所有のスマートフォンなどから業務に利用可能なサービス「NEC Cloud Smartphone」を、本日から販売開始します。

昨今、世界的にスマートデバイスの普及が急速に進むとともに、企業でもスマートデバイスを用いて外出先から会社の情報へ簡単にアクセスできるようになりつつあります。また、個人所有のスマートデバイスの業務利用(BYOD:Bring Your Own Device)も進んでいますが、情報漏洩などのセキュリティリスクに対する、安心・安全な利用環境の整備が急務となっています。

本サービスは、クラウド上で仮想化したスマートフォン環境(以降、仮想スマートフォン、注1)を構築し、利用者が個人所有のスマートフォンなどから、仮想スマートフォンに接続して利用します。仮想スマートフォン上のアプリケーションやデータを利用するため、利用者の端末上には一切情報を残さずに利用できます。(注2)。
本サービスにより、利用者は端末紛失による情報漏洩などのセキュリティリスクがなく、スマートフォンを安心・安全に業務に利用可能となります。

NECは、様々なスマートデバイス向けサービスの構築を支援するサービス基盤を用意し、クラウドサービスとして提供しています。「NEC Cloud Smartphone」は、本基盤上で提供されるもので、スマートデバイスのより安心・安全な業務利用を実現します。

本サービスの主な特長は、以下のとおりです。

1.個人所有のスマートフォンなどを安心・安全に業務で利用可能
利用者のスマートフォンなどクライアント端末には、画面情報のみで、データそのものは伝送されないため、情報が残らない仕組みを採用。このため、スマートデバイスの紛失・盗難時にも情報漏洩の心配が無く、社員が個人所有する端末を業務に有効活用するBYODに対応可能。プライベート時は個人端末として、業務時はクラウドに接続し業務用の仮想端末として利用することで、1台のスマートフォンで用途に応じたセキュリティポリシーの完全分離が可能。これらにより、いつでもどこでも安心・安全にスマートフォンなどによる業務を実現。

2.外出先から内線電話を利用可能
社内IP-PBX等と連携することにより、仮想スマートフォンから内線通話を実現。外出先から内線通話を利用できるため、通話料の削減が可能。また、電話帳や通話履歴などの閲覧や内線通話の発着信は、仮想スマートフォン上の通話アプリケーションで行うため、端末紛失時の情報漏洩リスクを低減。

3.センサを活用したアプリケーションを仮想スマートフォン上で利用可能
仮想スマートフォンでは、クライアント端末(スマートデバイス)に搭載した各種センサ(GPS/加速度センサ等)を利用したアプリケーションを、仮想スマートフォン上で動作させることが可能。これにより、端末にアプリケーションをインストールすることなく、位置情報を活用した最新の業種アプリケーションなどを利用可能。

本サービスの仮想スマートフォン上に搭載するアプリケーションは、音声通話やブラウザ、メール等、スマートデバイスに標準搭載されるアプリケーションを用意しています。また、より強固なセキュリティ対策のために、ウィルススキャンやMDM(Mobile Device Management:端末の運用管理)等のアプリケーションもオプションとして用意しています。さらに、仮想スマートフォン上では、企業固有の業種アプリケーションを利用することもできます。
なお、仮想スマートフォンに接続可能な利用者側のスマートデバイス(クライアント端末)は、Androidが搭載されたスマートフォンやタブレットです(注3)。今後は、iOSやWindows(R)など対応OSを順次拡大していきます。

本サービスは、個別SIで提供し、価格は個別見積となります。本サービスのシステム価格は参考価格として100ユーザで360万円となります(注4)。また、販売目標は、今後5年間で200億円です。

NECは、「NEC Cloud Smartphone」をスマートデバイスの先進の業務環境を提供するクラウド基盤として、今後も継続強化し、導入企業のセキュリティ対策・TCO削減や事業継続基盤の強化に貢献してまいります。

なお、NECは本サービスを「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012」(会期:11/8(木)~9(金)、会場:東京国際フォーラム(千代田区丸の内))において展示します。

以上

(注1) Linuxをベースにスマートデバイス向けに最適化したOSにより、クラウド上で仮想化したスマートフォン環境を構築。利用者の端末から仮想スマートフォンを起動して利用
(注2) 仮想スマートフォンにはスマートデバイス向けに最適化したプラットフォームを採用。
(注3) 対応OSはAndroid4.0を推奨。
(注4) この他にネットワーク機器が必要。
※ 記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です

<製品に関する情報>
「NEC Cloud Smartphone」紹介サイト
URL: http://jpn.nec.com/solution/vas/nec_cloud_smartphone/

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 第一キャリアサービス事業部
E-mail: info@cloudsmartphone.jp.nec.com

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