RS-232CをmicroUSBに変換できるタブレット向けの変換アダプター「REX-USB60MI」がラトックシステムから発売され、東映無線ラジオデパート店で販売中だ。
本製品はRS-232C対応のレガシーデバイスを最新のタブレット端末で使用できるという貴重で珍しい変換アダプター。RS-232C接続のプリンターやバーコードリーダー、磁気カードリーダーなどをホスト対応のmicroUSB(A)端子に変換可能で、Android 3.2/4.0以降のAndroidや、Windows 8/7環境でも使用できる。
接続端子がmicroUSB(A)のためmicroUSB(B)を採用する一般的なタブレットでは使用できないものの、ショップによれば「microUSB(A)端子は業務用をうたうタブレット製品に搭載されていることが多い」とのこと。そもそも現役のRS-232Cデバイス自体が業務向けのものがほとんどのため、計測器や読取り装置などの現行デバイスをそのまま最新のモバイル端末で使用できるという、作業現場におけるメリットは大きいかもしれない。
ユニット部分の本体サイズは幅85×奥行き28×高さ11mmで、ケーブル長は約85cm。重量は55gと軽量なため、業務用端末と一緒に持ち歩くことも負担にならないだろう。メーカーからはWindowsやAndroid向けのサンプルプログラムも公開されている。東映無線ラジオデパート店における販売価格は6280円だ。
