このページの本文へ

VMwareソリューション上のVXLAN環境でADCが利用可能に

F5のBIG-IPが仮想環境向けの「VXLAN」をサポート

2012年10月31日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 10月30日、F5ネットワークスはBIG-IPのハードウェアと仮想版の両方のプラットフォームにおいて、仮想環境向けのVLAN技術「VXLAN(Virtual Extensible LAN)」をサポートすると発表した。

 VXLANのサポートにより、vSphereやvCloud Directorをベースとした最新のVMwareソリューション上のVXLAN環境でも「ADC(Application Delivery Controller)」機能の活用が可能になり、SDN導入のメリットが拡大するという。従来のVLANとVXLANなどのSDNフレームワークを含む異なるネットワークトポロジをスムーズに統合できるという。

 BIG-IPは、ネットワークの種類を問わないゲートウェイとして、すべてのADC機能をアプリケーションに適用できる。また、異なるプロトコルを使用する多種多様な機器が混在するクラウド環境で稼働するアプリケーションに対しても、統合的かつ計画的にADC機能を提供するという。加えて、F5は環境を問わずITインフラ全般に対してセキュリティ、高速化、最適化の機能を提供することで、SDNテクノロジーを補完し、インテリジェントなサービス提供を可能にする。

 F5のBIG-IPソリューションとVXLANの連携機能、VXLAN向け仮想トンネリングのエンドポイント機能は、2013年前半の提供を予定する。

カテゴリートップへ