米ゼロックスとマカフィーは、承認されたプログラムのみ作動させるフィルタリングソフトウェア「McAfee Embedded Control(マカフィー エンベデッド コントロール)」を初めて搭載したネットワークプリンター複合機に対する、マルウェア/ウイルス対策を発表した。
マルウェアの脅威はパソコンの問題として捉えられる傾向がああるが、ラスベガスで開催されているMcAfee FOCUS12セキュリティカンファレンスで実施された米ゼロックスのデモでは、あらゆるネットワーク機器が攻撃を受ける可能性が示された。
ネットワークプリンター複合機がデータを受信・処理して、印刷、スキャン、ファクス送信する際、マルウェアから攻撃を受ける可能性があるという。
米ゼロックスとマカフィーによるセキュリティソリューションは、プリンター複合機のコントローラー(オンボード搭載のメインコンピューター)にソフトウェアを組み込むことによって、即時にアラートと監査証跡を提供し、IT管理者がセキュリティ脅威の発生時刻とその発生源を容易に追跡・調査して、適切な処置を実施することを可能にするものだ。そのため、IT管理者がマルウェアの脅威を常に把握し、率先してブロックする作業に追われる必要がなくなるとする。