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Twilio Conference 2012レポート

「開発者の楽園」に1000名が集ったTwilio Conference

2012年10月24日 11時00分更新

小橋川誠己/Web Professional編集部

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 電話やSMSの機能をWeb APIとしてクラウドで提供する米国のスタートアップ企業Twilio(トゥイリオ)の年次カンファレンスTwilio Conference 2012が現地時間10月16〜18日、サンフランシスコのConcourse Exhibition Centerで開かれた。

 Twilioの急成長ぶりを裏付けるように、今年のカンファレンス参加者は昨年の2倍以上となる約1000名に上り、創業4年目のスタートアップ企業としてはかなり大きな規模のイベントになった。

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会場となったConcourse Exhibition Center

 Web APIの提供を主力事業とするTwilioにとっての顧客は、スーツを着たビジネスマンではなく、Webサービスやアプリの開発者、それもTwilioと同じようなスタートアップが多い。従来コストがかかりすぎていたコールセンター向けのシステムをTwilioを利用して低コストで構築したり、電話やSMSの新しい使い方を提案するWebサービスを開発したりといった、レガシーな電話とWebの技術を組み合わせることでイノベーションを起こしてやろうという連中がTwilioの周辺には集っている。

 それだけに、ベイエリアのスタートアップ企業が持つ「開発者の楽園」のような雰囲気がカンファレンス会場でも再現されていて、堅苦しい日本のカンファレンスとはだいぶ様相が違った。古い倉庫をDIYで改装したような内装の広々とした会場には、メインホールと3つのセミナールームに加えてラウンジやバーも設けられ、まるで彼らのオフィスに遊びに行った気分になれる。「成功したスタートアップはこんなにも楽しい職場なのだ」という夢を参加者である開発者たちにも見せているようだ。

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エントランスに大きく書かれた「DOER」の文字。Twilioは開発者のことをDOERと呼んでいる。会場では至るところで開発者を歓迎するムードに包まれている
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広いラウンジ。この奥にメインホールやセミナールームがある
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ランチ会場の様子。会場では朝食からランチ、おやつ、アルコールまで至れり尽くせりだった

 すでに登録開発者が15万人を超えているとはいえ、Twilioが本格的に注目を集めるようになったのはここ1〜2年のことだから、開発者コミュニティもまだまだ拡大期にある。初日の16日は、これからTwilioを使い始める開発者向けのセミナーやワークショップが用意され、TwilioのAPIや開発者ツールの基本的な使い方から、Google App Engine(GAE)を使った簡単な電話アプリケーションの開発まで学べるようになっていた。

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初心者向けのワークショップ。参加者数人ごとにTwilioのメンバーが付き、落ちこぼれないように手厚いサポートも

 17〜18日は、TwilioのCEOであるジェフ・ローソン氏らによるプレゼンテーション、SV AngelsのRon Conway氏、500 StartupsのDave McClure氏ら投資家による基調講演などがあった。詳細は追ってレポートする。

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1日の終わりにはライブも。ビールやポップコーンを片手に耳を傾けていた
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会場の前にはライバルの「TelAPI.com」の宣伝カーの姿も。それだけ米国ではこの分野が注目されているということだろう

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