タブレットとしてはいい意味で「大きめ」
「レッツノート AX2」はインテルが提唱するUltrabook™であるのと同時にタブレットとして使用できるのが大きなポイントだ。タブレットとして使用する際は、ディスプレー部を360度回転させる。それを実現させているのが、2箇所に付いている2軸ヒンジだが、これが独自の動きをすることで、360度回転という独特のギミックと、キーボード使用スタイル時の本体の安定感を両立させているようだ。ちなみに、ディスプレー部は好みの回転角度でとめることが可能で、ユーザーのアイデア次第で、さまざまなスタイルでの使用ができる。
タブレットスタイルにすると、キーボード面はディスプレー部の真裏となる。誤ってボタンを押してしまいそうだが、タブレットスタイルにすると自動的にキーボードとタッチパッドがホールド状態になる。
また、タッチパッド部分に装備されたホールドボタンを使えば、タッチパッドのみをホールドすることも可能。ノートPCスタイル時に使うことで「タッチパッドに手が当たってしまってカーソルが動いてしまう」といったことが気になる場合に、大きく使い勝手が向上する。
タブレットスタイルでの使い勝手だが、ノートPCとしては軽量級に入るAX2ではあるが、タブレットというイメージで見ると、1kg強という質量は重めに感じられる。ただ画面の見やすさとしては、本製品が優位。11.6型の画面サイズは、PCとしてはかなりコンパクトな部類に入るが、タブレットとして見るとかなりの大画面に感じられる。
さて、今回はビジネスシーンやタブレット状態での使い勝手についてチェックしてみた。次回はモバイルPCの“要”でもあるバッテリー性能をチェックする。
試用機の主な仕様 | |
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CPU | 第3世代 インテル® Core™ i7-3667U vPro™ プロセッサー (2.0GHz、ターボ・ブースト時最大3.2GHz) |
メモリー | 8GB(DDR3 1333MHz) |
チップセット | モバイルインテル QM77 Express |
グラフィック | インテル HD グラフィックス4000(CPUに内蔵) |
ストレージ | SSD 256GB |
ワイヤレス通信 | IEEE802.11a/b/g/n、モバイルWiMAX (マイレッツ倶楽部のプレミアムモデルではXi(LTE)も追加可能) |
バッテリー駆動時間 | 約9時間 |
サイズ/重量 | W288×D194×H18mm/約1.14kg |
OS | Windows 8 Pro |
直販価格 | 25万5650円 |