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24bit/192kHz対応、8万円台だが、思わず納得してしまう再現性

大好評スピーカーをさらに高音質化した「KS-3HQM」が登場

2012年09月12日 02時44分更新

文● ASCII.jp編集部

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 クリプトン(KRIPTON)は11日、好評を博しているアクティブスピーカー「KS-1 HQM」の上位モデル「KS-3HQM」を発表した。KS-1 HQMは直販限定モデルだったが、一部オーディオ専門店での販売も計画している。

KS-3HQM

 実機はキャビン大阪屋、のだや 宇都宮店/郡山店/福島店、ノムラ無線、シマムセン、ロイヤルオーディオ、サウンドマック、シキデン、MAXオーディオ 小倉店/福岡店の8社11店舗に展示され、試聴が可能になるという。都内で購入・試聴できる場所はないが、クリプトンの試聴室や直販などを中心に展開する。

コンパクトでスタジオマスター対応の高音質という特徴を生かし、スタジオモニターやデスクトップモニター的な訴求もする。携帯用のバッグなども用意する予定

 価格はオープンプライスで、店頭での販売価格は8万円台後半になる見込み。10月下旬の発売を予定している。KS-1 HQMは直販限定で併売する。

外観の差はわずか!? でも内部は別モノ

 一見すると従来機種と大きな差がないように見える、KS-3HQMの外観だが、内部は一新した。ハイレゾ音源への対応力を強化するとともに、音に一家言あるオーディオマニアでも納得がいく忠実度の高い再生(Hi-Fi再生)にこだわって、さまざまな改善を加えた。

背面には3系統の入力端子を持つ金属性で質感も高い1品だ

 まずは対応ソースから。入力端子はUSB、光デジタル、3.5mmステレオジャックの3系統を装備するが、USB/光デジタルの両方で従来の最大24bit/96kHzを上回る、最大24bit/192kHzのハイレゾ音源に対応した。CD品質は16bit/44.1kHzとなるため、時間軸方向で約4.35倍、ダイナミックレンジで8bit(約256倍)、合計すると1000倍近い情報量を持つソースに対応できる計算となる。

 こうしたハイレゾ音源に対応するため、エンクロージャーを改善。サイドパネルをモールド成型の樹脂から肉厚のアルミ素材へと変更し、付帯音が少なく、より締まった低域と抜けのいい中高域を実現した(バッフル面と背面のアルミフレームは共通)。

 同時にバスレフポートも改善。ダクト形状を変更したり、スポンジ状の制振材を詰めるなどして不要な振動をダンピング。制動が利きにくく歪みの原因になる、低音の暴れを防止した。同社の説明ではバスレフ型スピーカーでは、f0=最低共振周波数より下の低域は無制動となってしまう。

 大口径のウーファーであれば自重で不要な振動を防げる面もあるが、小型ではそうもいかない。不要振動とはいえ量感が増えるため、聴くと低域が出ているようにも感じるがソースに含まれない低域が出すことには疑問もある。そこで同社が販売している単品ブックシェルフスピーカーなどでは密閉型が採用されている。KS-3HQMはバスレフ型だが極力こうした振動を防ぐ、ダンプトバスレフ方式になっている。

バスレフダクト。従来のストレート型から先が少し細くなったテーパー構造としている。さらに内部に連続気泡型のモルトプレーンをつめて振動を吸収している

 アンプ出力は従来同様25W+25W。デジタルアンプを新設計とした。DDC+フルデジタルアンプの構成で、米TI製のチップを使用しているという。

インシュレーター。本体とのマッチングで従来品より高さが低い。デザイン的にも洗練された印象がある

 アルミ製サイドパネルの採用で、スピーカー本体の剛性と重量(右1.1kg、左1.05kg)も増している。そこでスピーカーベース部(インシュレーター)も調整した。重量を800gから700gに変更し、高さも若干低くくなった。直径6.35cmのティンファニー製ユニットは継続して利用しているが、上記のような対策により、再生の純度が増し、フルレンジならではの定位感がより向上している。

歴代の製品群。右端がKS-3HQM。左から順にカラーバリエーションを増やしていった

 本体サイズは幅87×奥行き105×高さ173mm。スピーカーベース部分のサイズは幅100×奥行き120×高さ42mm。20mmのハイカーボンスチールや、OFC使用の電源ケーブルやACアダプターなどは従来機種と共通だ。なお、WindowsのUSB接続で利用する際にはドライバーソフトのインストールが必要となる(Macintoshでは不要)。

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