サードパーティー製Twitterアプリユーザーに
かなり影響が出そうなニューAPI
Twitterは16日、Twitter APIのバージョンを現行の1.0から1.1へと数週間以内にバージョンアップすること、またAPIを利用する開発者向けガイドラインの改訂を発表した。
今回のバージョンアップで大きく変わるのはAPIのリクエスト回数。現在はどんなリクエストでも1時間につき350回だったが、1.1からは1時間あたり60回と大幅に減る。これはbotやスパムなどによって、Twitterのリソースが圧迫されるのを防ぐためのようだ。ツイートの表示や検索、プロフィール表示など、頻繁にアクセスされるものについては、1時間あたり720回と増やすとのこと。
これまでLinkedInやInstagramなど、Twitterを利用したサービスやアプリに厳しい姿勢を見せてきたが、今回のバージョンアップは開発者にとって非常に苦しい状況になりそうだ。
また、ガイドラインについては「Display Guidelines」と表記されていたものが、「Display Requirements」と変更になった。簡単に言うと、マナーからルールになったようなもので、Display Requirementsに従わないとAPIが利用できなくなる。スマホなどにTwitterアプリをプレインストールするときにはTwitter社の許諾が必要になり、許諾のないアプリについてはTwitter APIにアクセスできなくするなどの処置がとられるという。
ほかには、クライアントアプリのユーザー数の上限を10万人にする、10万人を越える場合はTwitter社の許可が必要になるなどの変更があり、開発者はもちろん、ユーザーにも影響は少なくなさそうだ。