プロモーションのためのゲームアプリが大ヒット
6月30日、あの“なめこ”が1才の誕生日をむかえる。もちろん、ビーワークスのゲームアプリ『おさわり探偵なめこ栽培キット』のことだ(以下なめこ)。
なめこは無料のきのこ栽培系アプリだ。iPhone/Androidで登場し、ダウンロード数は現在累計1300万回。アプリの評価は4.5点(5点満点)と高く、主役のなめこが「んふんふ」つぶやくだけの公式Twitterには12万人超のフォロアーがいる。
なめこはもともと、ニンテンドーDS用のゲーム「おさわり探偵 小沢里奈」シリーズのプロモーション用に作られたミニゲームアプリだった。原木に菌を植え、育ったなめこを「ぷゅ、ぷゅぷゅぷゅ~」というヌルヌルした感じの音とともに収穫する。たまに珍しい「レアなめこ」が出て、図鑑でコンプリートしていくことで、コレクション欲がくすぐられる。
なめこはリリースと同時に、原作の小沢里奈をはるかに超える話題作に成長した。小沢里奈はiPhoneにも移植され、「なめこの原作ゲーム」として現在70万ダウンロードと有料アプリとしてかなりの人気になっている。プロモーションとしてはもちろん成功したが、それ以上に、なめこ自体がたちまちおもちゃ市場にパンデミックしていった。