NTTドコモが提供している、国際ローミング時のパケット定額サービス「海外パケ・ホーダイ」。7月1日からは、海外パケ・ホーダイの対象となっている国と地域において、国際ローミングが可能な全通信事業者に適用されると発表した。
これはたとえば、アメリカ本土でドコモの端末とSIMで国際ローミングが可能な事業者は、「AT&T」「T-Mobile」など複数あったのに対し、「海外パケ・ホーダイ」の対象となるのはAT&Tのみだった。つまり、端末側でAT&Tのみに接続するよう手動で必ず設定しなければ、数十万円単位の高額請求が発生する可能性があったわけだ。
しかし、7月1日以降はあらかじめ渡航先が「海外パケ・ホーダイ」の対象国であることだけ確認しておけば、ドコモの端末とSIMで接続可能なすべての事業者が「海外パケ・ホーダイ」が適用される。
また、7月1日からは対象国・地域が21ヵ国追加され(カンボジア、ニカラグア、ペルー、南アフリカ、クロアチア、セルビア、デンマーク、ブルガリアなど)、計85ヵ国となる。
なお、「海外パケ・ホーダイ」の適用条件(国内での「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「定額データプラン」のいずれかを契約していること)、課金単位(日本時間での0~24時で1日単位とする)、料金(20万パケットまで1日最大1980円、20万パケット以降1日最大2980円)などには変更はない。