アップルは同社サイト上で、第3世代iPadの「Wi-Fi+4G」という名称を「Wi-Fi+Cellular」に置き換えている。これは海外でも同様。製品のスペックなどに変更はない。
第3世代iPadのWi-Fi+4Gモデルは、一般に“4G”と呼ばれているLTEでの通信に対応しているが、現時点でLTEのサービスが利用できるのはアメリカとカナダの両国のみ。
オーストラリアなどLTEのサービスがすでにスタートしていながら、対応周波数の違いなどにより、iPadでの“4G”の通信が利用できない地域では混乱が生じ、公的機関から指導が入るといった状況が発生していた。
これは日本においても同様だ。国内ではWi-Fi+4GモデルのiPadを扱っているのはソフトバンクモバイル1社だが、現在は下り最大14Mbpsの「SoftBank 3G」のネットワークのみに接続可能。同社の「SoftBank 4G」はTDD-LTEを用いており、そもそも通信方式が異なる(なお、7月25日以降は下り最大21Mbps対応の「プラチナ電波」でも利用可能になる予定)。