PCMark 7の総合/Storageテスト
総合ベンチマークプログラムの定番「PCMark 7」にてテストを行ない、「総合スコア」と「Storageテスト」の結果を抜粋した。各SSDでの結果は以下のとおり。
やや高いのがPX-M3PとSSD 520。総合スコアもそうだが、System Storageの各スコアも、ほかのSSDより高い数値となっている。
OS起動時間テスト
最後に、SSDの効果が特に大きいOSの起動時間を、ストップウォッチを使って計測した。起動からログオン画面表示までと、ログオンからWindows上でアプリケーションを使用可能になるまでを計測した(5回計測の平均値)。なお、テスト環境ではセキュリティー対策ソフトなど、OS組み込み以外の常駐アプリなどはインストールしていない状態である。結果は以下のとおり。
起動時間の差は、最速と最低の間でも3秒未満というほどわずかだが、SSD 520がやや高速という結果となった。常駐するアプリがほとんどないテスト環境では、体感的にはほとんど違わないが、使い込んでいくうちに常駐するアプリやサービスが増えて行けば、その差が広がる可能性もある。
★
総合的に各テスト結果を眺めてみると、なかなか完全な甲乙はつけがたい結果となった。しかしその中でも、サムスンのSSD 830とインテルのSSD 520は各テストを通じてバランスの取れた結果を出しているようだ。ただSSD 520は、わずかながら容量が少なめであるところが、弱点といえば弱点か。それを加味すると、今回テストした中では、サムスンのSSD 830がお勧めできる1台と言えるだろう。
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