上下左右にぐるぐる回る「3Dファン」
プラズマクラスター扇風機「3Dファン」(PJ-B2CS-W)
新商品2機種目の「3Dファン」(PJ-B2CS-W、-B)は、多方向に送風ファンを向けることで室内の空気を攪拌させる機能を重視した、やや小型の扇風機である。プラズマクラスタースリムイオンファンと同様に、プラズマクラスターの吹き出し機能も備える。
ファンの可動範囲は広く、真上も向ける
色はホワイトとブラックの2色
特徴は送風ファン部分が左右だけでなく、上下や上下左右にぐるぐると動いて室内の空気をかき回す「上下・左右3次元自動首振り制御」(3Dターン)機能にある。これにより、部屋の天井に溜まりやすい暖かい空気を、冷えた空気と混ぜて空調効率を向上させるといった効果が期待できる。
3Dファンの「上下・左右3次元自動首振り制御」のデモ
搭載ファン「ネイチャーウイング」の羽根形状はプラズマクラスタースリムイオンファンとは異なり、カモメの翼形状を参考にした、先端が細い形状をしている。これにより直進性の高い風を生成し、部屋の空気を攪拌しやすくしている。
3Dファンの羽根部分。先細りになった形状はカモメの羽根形状を参考にしているという
動作音も静かで、風量最小時は約17dB。消費電力は最小時1.8Wから最大14Wまでと、省電力動作を実現している。サイズは幅260×奥行き260×高さ510～630mm。重さは約2.4kg。リモコンも付属する。予想実売価格は2万2000円前後で、発売日は5月18日の予定。
「ハイポジションリビングファン」(PJ-B3CXH-W)
3つめの新製品「ハイポジションリビングファン」(PJ-B3CXH-W、-B)は、前2者と比べると比較的オーソドックスに見える扇風機だ。プラズマクラスターの吹き出し機能は、3Dファンと同等の機能を搭載する。
首振り機構は一般的な左右型だが、風の広がりを重視して、「ネイチャーウイング」の羽根形状に「アサギマダラ蝶」の羽根形状を参考にしたという。これにより、ファンの羽根枚数を多くしなくても、部屋に広がるなめらかな風を生み出せるとしている。具体的には、7枚羽根で14枚分と同程度とのことだ。
ハイポジションリビングファンの羽根形状。羽根のエッジにくびれがついているのがわかる
羽根形状に関する説明パネル。同社従来機種の風速分布よりもムラがない
動作音は風量最小時で約16dB。消費電力は最小時3.5Wから最大20Wまで。ファンの上下位置を高く上げることが可能で、サイズは幅370×奥行き370×高さ820～1110mm。重さは約5.5kg。リモコンも付属する。予想実売価格は2万5000円前後で、発売日は5月18日の予定。
