ASCII.jpをご覧の皆さん、こんにちは。多和田と申します。PCパーツからアップル関連製品、果てはスポーツ向けガジェットまで、電気が通るものなら何でも輸入・販売してしまう株式会社アスクに勤めています。僕の名前を見て「あれ?」と思った方、ありがとうございます。でも、それは吐き出さずにそっと胸にしまっておいてください。

多和田新也。10年弱に渡ったテクニカルライターとしての人生に別れを告げ、2011年から株式会社アスクに入社。現在は同社で広報およびTechマーケティングを担当している
で、一介のサラリーマンがなにゆえASCII.jpで連載を持つことになったかと申しますと、担当編集者氏から「もー、多和田さん、アスクでいろんなもん触ってるんでしょ? うちで好き勝手に書いちゃってくれていいっすよ(タワダによる脳内解釈)」というお話をいただいたからです。
正直、好きなことを書いていいって言われるのも困りもので、例えるなら、テーマが指定されてない小論文、題名のない音楽会、見渡す限り地平線な大平原での写生大会のような感じです。本人が立ち位置をよく分かってないうえに、担当氏が連載開始直前にダウンしちゃったりと暗雲立ちこめる中での船出なのですが、とりあえずご愛顧いただけますと幸いです。
ということで、担当氏からいただいた数少ないリクエストの一つが「だ、である調でお願いします」だったので、ご挨拶が終わったところで口調を変えたいと思いますのであるのだ。
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さて、ここから本気出す!
ZAGGのフィルムは何枚売っているのか?
第1回のネタはZAGG社の製品。アスクでは今年の1月にZAGG社の取り扱いを開始し、最初に「invisibleSHIELD」という製品を発売した。これはiPhone、iPad、GALAXY SIIの3種類をラインナップする保護フィルムだ。
軍用品にも使われるというナノテクを使っている極めて高い強度の保護フィルムで、同じアスキー・メディアワークスの「週アスPLUS」でもレビューが掲載されている(関連記事)。こちらのレビューではボールペンをシートに刺すという、先端恐怖症の人は背筋がむずかゆくなるようなサディスティックムービーが掲載されていて、その強度がよく分かる。
このinvisibleSHIELDはワールドワイドで飛ぶように売れてるそうで、ナン千万枚も売り上げている。現時点では”3000万枚以上売り上げ”とされているが、現在進行中で売り上げ枚数を伸ばしているので正確な数字を把握するのは難しい。いまこの瞬間、どこかの地に新しい命が誕生しているかのように、どこかの国の美少女がinvisibleSHIELDを買うためにレジに並んでいるかも知れないわけだ。
このZAGG社の日本総代理店がZAGG Japanである。ZAGG Japan取り扱いのinvisibleSHIELDなら永久保証が付く。もちろんアスクもこのZAGG Japanを通じて本製品を販売している。保証に関するポリシーはZAGG JapanのWebサイトにででんっと出ており、正規品を選択する大きなインセンティブになることをお分かりいただけると思う。
さらにZAGG JapanのWebサイトは、ZAGG Japanを運営する植山事務所取締役の植山周一郎氏の写真も見所……というかWebサイトを見ていると否が応でも目に飛び込んでくるだろう。フォーマルというにはフランクな雰囲気、オフショットというにはセレブリティすぎる気がする写真だが、一番左に植山周一郎氏、一番右にZAGG会長のロバート・ピーダーセン氏。そして中央には泣く子も黙る……その黙った子に向かって「大人になったら宇宙に連れてってやるよ」と約束してくれそうな……ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソン氏が写っている。
「コンコルドは国家予算で作られた国民のものだから、おれが1ポンドで買って運行する」と言ってブリティッシュ・エアウェイズにガン無視されたブランソン氏の行動を見て、「とりあえず言ってみるってのは大事なことね」程度の教訓しか得られないぐらいに僕にとっては遠すぎる存在。でも実際に会えたらうれしいだろうし、実際に会ってみたい。そんな人とお友達だなんてすごく羨ましいし、一緒に写ったその写真をWebサイトに飾ってしまう植山氏にちょっと共感を覚えたりもするのである。
ノートPCに匹敵するモバイル用キーボード
さて、前置きが長くなりすぎて、小論文なら落第点、題名のない音楽会は番組終了のお時間が近づくころだが、せめて写生大会で佳作ぐらいは取りたいので本題に移りたい。
今回取り上げるのは、このZAGG社のキーボード「ZAGGkeys Flex」である。
キーボードといっても、ZAGGはスマートフォンのフィルムで名の知れたベンダーだけあって、USBやPS/2で接続するPC用キーボードではなく、iPhone/iPadやAndroidデバイスで利用するためのBluetooth接続のモバイルキーボードである。USB端子は一応付いているが、こちらは内蔵のバッテリー専用。PCにつないでもキーボードとしては認識せず、単に充電用に電力が供給されるだけである。

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