2月10日、デルは圧縮ファイルの重複排除にも対応したバックアップストレージ「Dell DR4000」を発表した。
Dell DR4000は、ディスクベースのバックアップやデータ保護、リカバリ機能を搭載する2Uサイズのアプライアンス。Xeon 5500番台(Nehalem-EP)×2、32GBメモリを搭載し、ネットワークは1GbE×4もしくは10GbE×2に対応する。ストレージは3.5インチHDDを12台(1台はホットスペア用)を搭載可能だ。同社が買収したオカリナネットワークスの圧縮と重複排除の機能を搭載し、重複排除が難しいとされるZIPのような圧縮ファイルに対しても効果的にデータ削減を実現する。デルの調査では、最大98%のデータ削減が達成できるという。
また、不揮発性RAM(NVRAM)を搭載し、停電時にもデータを保護。ハードウェア障害によるデータの破損をプロアクティブに検出する。RAID 6をサポートしており、同時に2台のHDDに障害が発生してもデータが保護される。「早期書き込み(Early Write)ソフトウ ェア」によって、データの整合性が継続的に検証されるという。