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2兆円の資産となる創業者を始め、IPO長者多数誕生

いよいよIPOのFacebook、Zuckerberg氏以外に笑うのは誰?

2012年02月06日 12時00分更新

文● 末岡洋子

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 ソーシャルネットワークのFacebookが大方の予想どおりに、2月1日、初期株式公開(IPO)のための申請書類を米証券取引委員会(SEC)に提出した。IPOは5月ともいわれており、ネットベンチャーではGoogle以来の大型IPOとなると予想されている。低迷気味の世界経済への効果も期待したいところだ。

評価額は日本円で6~8兆円か?
これはGoogleの上場時より上!

 Facebookが申請した書類によると、希望調達額は50億ドル。これはうわさされていた100億ドルの半分となるが、最終的には額が引き上げとなる可能性がかなりありそうだ。全体の評価額は大筋が750億~1000億ドルと予想している。

 この評価額はAmazonとほぼ同じ規模で、一世代前にネットベンチャーの寵児といわれた米Yahoo!と比較すると4倍。参考までにAppleの時価総額は約4220億ドルで、Microsoftは約2480億ドル、Googleは約1870億ドルである。なお、Googleは2004年のIPO時、調達額は20億ドルに満たず、時価総額は約230億ドルだった。

 FacebookのIPOはGoogleよりも大きく、インターネット企業としては過去最大のものになるといえそうだ。なお、ティッカーシンボルは「FB」としているが、どの取引所に上場するかなどの詳細はまだ未定となっている。

Facebookに隠された謎がいくつか見えた
売上の85%が広告 1日の「いいね!」ボタンは27億回!

 上場すれば、企業は情報開示の義務を負う。世界最大のソーシャルネットワークを有するFacebookだが、これまでその多くは謎に包まれていた。申請書類からはこれまで明かされていなかった情報も明らかになった。そのいくつかをみてみよう。

SECに提出した書類からFacebookの真実が若干見えてきた

 まずFacebookは、Googleをはじめ多くのネット企業と同様、広告を主要な柱とすることが改めてわかった。同社の売上高は2011年が37億1100万ドル、2010年の19億ドルから倍に近い(88%増)成長を遂げている。このうちの85%が広告となる。純利益は10億ドル。これは2010年から65%の増加となる。

 ユーザー数は月間ユーザーが8億4500万人、このうち4億8300万人が毎日アクセスしているという。モバイルからの利用が約半数に達しているというのも注目に値する。これらのユーザーが押す「いいね!」ボタンは27億回。「いいね!」ボタンの導入が2009年2月だったことを考えると、わずか3年で1日27億回の「いいね!」が押されているというのは、新サービスの認知と普及に成功しているといってよいだろう。

 1日にアップロードされる写真の数は2億5000万点。Facebookはシリコンバレーを本拠地とし、従業員数は3200人。同社は今年はじめ、Googleキャンパスの近くにある(Googleと比べるとだが)こじんまりとしたそれまでの社屋から、Oracleに買収されたSun Microsystemsのオフィスビルへの移転を完了したところだ。

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