「本物の」壁掛けテレビが誕生――フリースタイルAQUOS
ディスプレー部とチューナー部を別体とし、さらに無線接続とすることで、電源さえ確保できれば家じゅうどこでも自由にレイアウトできるシャープの薄型テレビ「フリースタイルAQUOS」。
薄型軽量化を推し進めることで、多くの人が憧れる壁掛けも容易に実現できるなど、いま最も注目したいテレビだ。そこで、この新しいテレビが誕生した秘密について開発に関わった方々に話を聞いてみた。
まずはフリースタイルAQUOSの概要をおさらいしよう。ラインアップはバッテリーを内蔵する20V型のFE1、20V/32V/40V/60V型の4モデルになるF5シリーズ、そして、32V/40V型のF3シリーズがあり、7サイズで全18モデルとなっている。
5GHz帯の無線伝送(IEEE 802.11n)による非圧縮ハイビジョン伝送により、チューナー部のワイヤレス化を実現。アンテナ配線の位置を気にせず設置できるようになり、さらにそれぞれ一般的なモデルに比べて大幅な薄型・軽量化を達成したことで、壁掛けなども容易に実現できることが大きなメリット。
こうした特徴を活かすため、F5シリーズ(20V型を除く)には、薄型の壁掛け金具を付属するほか、壁寄せスタンドやスイーベル機能付きの壁掛け金具など、さざまなオプションを用意して、レイアウトフリー性を高めている。
