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ゴリラ、ドラゴンの次はセンセーション

次のスマホ用強化ガラスはドイツの老舗メーカーから登場

2011年10月26日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ドイツのガラスメーカー、ショットの日本法人であるショット日本は、ディスプレーの総合技術展「FPD International 2011」が開催中の横浜で記者説明会を開催。スマートフォンやタブレット端末などで用いられる、タッチパネル向け強化カバーガラス「Xensation Cover」の国内本格展開を発表した。

FPD International 2011のショットブースでは、Xensation Coverの強度をアピールする展示も

カール・ツァイス財団傘下の
歴史あるドイツのガラスメーカー

ショット日本 取締役副社長のルッツ・グリューベル氏

 ショットは1884年創業の産業用ガラスメーカーで、カール・ツァイスやシュナイダーのレンズに同社のガラスが用いられていることでも知られる。第二次世界大戦後は主要工場があったイエナが旧東ドイツの領域になったこともあり、国有企業化された歴史も持つが、創業者一族によって旧西ドイツに再建。1966年には日本法人も設立されている。

 今回説明を行なったショット日本 取締役副社長のルッツ・グリューベル氏によると、Xensation Coverの特徴としてスマートフォンで一般的な静電容量式に加え、抵抗膜式、光学式、音響式とタッチパネルの主要方式のすべてに向けて提供している点があるという。

 Xensation Coverの競合としてはアメリカ・コーニング社の「Gorilla Glass」や旭硝子の「Dragontrail」などが挙げられる。Xensation Coverはそれらの競合と比べると、全体で約20%高い性能が実現されているとのこと。

Gorilla GlassやDragontrailに対して、優位であることをアピール

 強化ガラスでは、ナトリウムイオンを含有したガラスを、より半径が大きなイオンを含有する液体に浸して、そのイオンを交換することでガラス表面の圧縮応力を高めることができる。このイオンを交換する層の深さと表面圧縮応力の高さが、その性能の秘訣であると語る。

 ただし実際の製品になるうえではガラスの性能のみならず、加工のしやすさなども端末メーカーには重要となる。この点でも優れているとし、競合に比べて30%以上加工時間を短縮できるとする。

3次元形状を実現できる「Xensation Cover 3D」も同時に提供している

 ショットはタッチパネルのカバーガラスでは、これまでもカーナビ用のカバーガラスなどで高いシェアを持っていたが、Xensation Coverというブランド名を用いて、プロモーションを始めたのは3ヵ月前から。来年以降、実際にXensation Coverが採用されたスマートフォンなどが登場し、マーケットシェアとしては大体3年後に20%を目標としている。

製造過程のイメージ写真。旧東ドイツの国営企業となったイエナの拠点もベルリンの壁崩壊後に再度合併。今でもドイツをベースに開発・製造を行なっている

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