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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第81回

ぎゅっとコンパクトなお手軽ネットブック

進化を続けていたネットブックIdeaPad S100

2011年10月08日 12時00分更新

文● エースラッシュ

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快適に操作できるキーボードを搭載

 キーボードは、今期のレノボが多くの機種で採用している「Lenovo AccuTypeキーボード」だ。これは人体工学に基づいたデザインで、キーのカーブ角度にこだわって使い心地を良くしているものだ。

アイソレーションタイプでキートップは独特の形状。コンパクトなジャストB5サイズでありながらキーの打ちやすさには妥協していないことが分かる

 実際にキーを見てみると、すべての角が丸められており、下辺がふっくらとふくらんだ形状をしている。また、キーがそれぞれ独立しているアイソレーションタイプであるため、爪を長く伸ばしている女性ユーザーでもひっかけてしまうことは少ないだろう。

 キーストロークは実測で2mm弱、キーピッチは18mm弱だった。タッチは柔らかいが、しっかりと押し戻される感触がある。また、モバイル用途で作られた小型マシンにありがちな、強く中央付近をタッチするとキーボード全体がたわむというようなこともない。コンパクトなマシンながらも、快適に作業できるキーボードとなっている。

タッチパッドは独立したボタンがないタイプ。左右手前のコーナーを押し組むとクリック。パッドの中央を軽く叩いてクリックの代わりにすることも可能

フロント部分にはSDメモリーカードスロットを装備。出し入れがしやすい

 タッチパッドはクリックボタンを一体化した小型のものが採用されている。左右の下角を押し込むようにすればクリックできるが、タップで利用するようにした方が快適だろう。

「IdeaPad S10-3」のここに注目

 用途はメールとウェブだけと最小限だが、とにかく携帯性に優れたノートが欲しいと思う人にとってはいい選択肢になると思う。10.6型ワイドノートだが十分なサイズのキーボードが用意されており、文字を打つ際にもそれほどストレスを感じないだろう。

 Windowsとは別に独自OSを搭載。高速に起動し、ブラウジングやSkype、SNS、RSSによる天気の表示などよく使う機能を活用できる。天板は汚れのつきにくさと高級感が調和。低価格機とは思えない質感がある。

※レーダーチャートは、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果および、競合機種の原稿執筆時点での平均スペックなどを基準に編集部で独自に作成したものです。製品の特徴をつかむためにご活用ください。

レノボ「IdeaPad S100」(1067J2J)の主な仕様
CPU(クロック周波数) インテル AtomプロセッサーN455(1.66GHz)
チップセット モバイル インテルNM10 Express
メインメモリー(最大) 1GB(最大2GB)
メモリースロット(空き) 1(0)/PC3-10600 DDR3 SDRAM
HDD容量 250GB(2.5インチ、回転速度5400rpm)
光学式ドライブ ──
ビデオチップ チップセット内蔵(インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 3150)
ビデオメモリー 最大256MB(メインメモリーと共有)
ディスプレー 10.1型ワイドHD液晶(LEDバックライト、光沢)
解像度 1024×600ドット
通信機能 IEEE 802.11b/g/n、10/100BASE-TX
インターフェース USB 2.0×3、アナログRGB端子×1ほか
スロット 5in1メディア・カード・リーダー
セキュリティ機能 ハードディスク・パスワード、アドミニストレーター・パスワード、ユーザー・パスワード
サイズ 幅268x奥行き168x高さ25.4(最薄部16mm)
重量 約1.1kg(最大構成)
バッテリー駆動時間 約3.5時間(標準3セルタイプ)
OS Windows 7 Starter SP1(32bit)正規版
保証期間 1年間
価格 オープンプライス

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