このページの本文へ

夏ボで情報武装 第2回

高性能PC+20型液晶TV+3波ダブル長時間録画+YAMAHAサウンド

1台4役すべてこなせる地デジPC、NEC「VALUESTAR N」

2011年06月23日 12時00分更新

文● 高橋量

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

使いやすい地デジ環境と
充実したプレインストールソフト

 ここからは、実際の使用感について触れてみよう。地デジの視聴にはプレインストールされている「SmartVision」を利用する。番組の視聴はもちろん、番組表の確認や予約録画も非常に簡単に行なえ、一般的な液晶TVやHDDレコーダーを使ったことがある人ならすぐに使いこなせる手軽さだ。

VALUESTAR Nのデスクトップ画面。画面右に表示されているのは「おすすめメニューNavi」で、ここからさまざまなソフトを即座に起動できる。こういった細やかな配慮は日本のメーカーならではだ

「SmartVision」では、番組の視聴はもちろん、番組表の確認や予約録画も非常に簡単に行なえる。ユーザーインターフェースが分かりやすく、直感的に操作できる

録画した番組をダビングするところ。録画番組一覧から「ダビング」をクリックするだけで、保存用の画面が開く

 液晶ディスプレーは、映像を鮮やかに再現する「彩りの設定」によって非常に鮮明で、自然な色味が再現されている。フルHDでないことに若干の不安があったが、特に繊細さが足りないような場面はなかった。

 ちなみに、デジタルビデオカメラの映像を利用した自作DVDを再生してみたのだが、画質の差に愕然としてしまった。やはりこれからはBlu-ray Discである。特にVALUESTAR Nの画質に慣れてしまうと、過去のDVDの画質の低さに耐えられなくなってくる。慣れとは恐ろしいものだ。

 また使用中に特に感じたのは、サウンドのクオリティーが非常に高いことだ。音がクリアでありながら、厚みがあるように感じる。さすがヤマハのサウンドシステムといったところだ。

 マシン自体の動作音も非常に静かで、TVやBDコンテンツの視聴中に音量を絞っても、聞こえにくくなることはない。スリープ状態から復帰する際に一瞬ファンがフル回転するような音が聞こえるが、それ以外はいたって静か。実は起動していないかのような高い静音性である。

 使い方が分からないときは、プレインストールされている「ソフト&サポートナビゲーター」などのナビゲートソフトを利用するといい。目的に応じてどのソフトを使えばいいのかを教えてくれるのだ。どんなソフトが入っているかひと通り把握できるので、パソコンに詳しい人でも見ておくといいだろう。デスクトップに表示されている「おすすめメニューNavi」からでも、目的に応じてさまざまなソフトを起動できる。

目的に応じたソフトを調べられる「ソフト&サポートナビゲーター」

知らない機能や忘れていた機能を発見することもあるので、目を通しておくといいだろう

 また、DVD/Blu-ray Discのオーサリングソフト「Corel Digital Studio」や写真をアルバムのように管理できる「Digibook Browser」、はがき作成ソフトの定番「筆ぐるめ18」などがプレインストールされている。オフィスソフトとして「Office Home and Business 2010」がインストールされており、自宅で仕事をしたいという場合にも対応できる。趣味からビジネスまでいろんなシーンで利用できるソフトが用意されているのは非常に便利だ。

ムービーやデジタル写真集を作成できる「Corel Digital Studio」

ネットにアルバムを公開できる写真管理ソフト「Digibook Browser」

年賀状や礼状作りには欠かせない「筆ぐるめ18」

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン