4月12日、レノボ・ジャパンは企業向けノートパソコン「ThinkPad X220 Tablet」「ThinkPad Edge E420」「同E520」と、デスクトップ「ThinkCentre M91 Eco Ultra Small」「同/M91p」の5製品を発表した。
すべての機種が、Lenovo Enhanced Experience 2.0(関連記事)に準拠。Rapid BootやRapid Driveといった技術により、高速起動/高速シャットダウンに対応する。
X220 Tabletは、先日発表された「ThinkPad X220」(関連記事)同様、ピークシフト対応の省電力マネージャーソフトを備える。これは時間帯に応じてバッテリーで起動するか、ACアダプターで起動するかをスケジューリングできるもので、電力消費が大きい時間帯(冬の夕方や夏場の午後など)で、電力消費を減らせる。
いずれも第2世代Core iプロセッサーを搭載し、基本性能の向上を図った。
ThinkPad X220
ThinkPad X220 Tabletは、X220にタブレット機能を追加したもので、デジタイザーの搭載が可能。CPUにはCore i5-2520M(GHz)/Core i7-2620M(GHz)/Core i3-2310M(GHz)が選べる。
キーボードデザインはX220と同等で、標準3セルバッテリー装着時の重さは約1.66kg。従来製品より横幅が45%広いゆったりとしたものとなる。タッチパッドはクリック機能を一体化した(クリックパッド)。磁石を使用した、ラッチレス構造のヒンジにすることで、高い感度が得られる位置にWi-Fi用のアンテナを収納し、突起の少ない都会的なデザインを実現できたという。
メモリーは最大8GB、HDDは最大320GB、ディスプレーは12.5型ワイド(解像度1366×768ドット、LEDバックライト付き)、OSはWindows 7 Professional。6セルの第容量バッテリー搭載時で最大約8.3時間の駆動が可能。USB 2.0ポートは3基装備するが、そのうちのひとつはPowered USBタイプとなる。
販売は4月12日に開始。価格などの詳細はレノボのサイトを参照。
ThinkPad Edge E420/E520
薄型で洗練された筺体が特徴のThinkPad Edgeシリーズには2製品が追加された。14型ワイド/約2.37kgのE420は最薄部29.3mm、15.6型ワイド/約2.6kgのE520は29.3mmと、従来製品に比べ約10%薄型化。天板はともに光沢なしマット調の質感で、ヒートウェーブ・レッドまたはミッドナイト・ブラックが選べる。
CPUは、Core i7-2620M/Corei5-2410M/Corei3-2310M(E420)、Core i5-2410M/Core i3-2310M/Corei7-2620M(E520)などから選択可能。メモリーは最大8GB、HDDは最大500GB、DVDスーパーマルチドライブなどと搭載。ディスプレー解像度は1366×768ドットで、OSはWindows 7 Professional。バッテリ-寿命はともに最大約6.8時間(標準6セルバッテリー)。
販売は4月中旬に開始。価格などの詳細はレノボのサイトを参照。
ThinkCentre M91/M91p Eco Ultra Small
ThinkCentre M91/M91p Eco Ultra Smallは、3月23日発表の「ThinkCenter M91/M91p」(関連記事)の筺体をさらにコンパクトにした製品。従来製品と比較して、約25%省電力化しているという。
CPUはCore i3-2100(M91)、Core i5-2400s(M91p)。メモリーは最大8GB、HDDは最大320GB(SSD搭載も可能)、8つのUSB 2.0ポートを搭載。OSはWindows 7 Professional。販売は4月12日に開始するが、直販サイトでの個人向け販売は5月中旬に開始する。
価格などの詳細はレノボのサイトを参照。