airpenNOTE for Androidを利用したairpenとAndroid端末との接続形態には、「オンラインモード」と「モバイルモード」の2通りがある。オンラインモードはペンをマウス代わりに使うモードで、Android端末の画面に軌跡をリアルタイムに表示し筆記データを記録できる。モバイルモードは、筆記データをいったん受信ユニット内に蓄積して、適宜Android端末に無線送信するというモードだ。
今回筆者は、後者のモバイルモードを利用することで、airpen PocketとBoogie Boardを組み合わせてペーパーレス環境を構築することにトライしてみた。
仕組みは極めて簡単だ。適当な長さに切った少し大きめの扁平ゴムバンドを使用して、Boogie Board上部にairpen Pocketの受信ユニットをクリップで固定する。そして、airpen Pocketに標準で付属しているプラスティック製スタイラス芯を取り付けて、Boogie Boardに筆記する。
これで、airpenをBoogie Board専用スタイラスペンのように使えるようになり、自由にイラストや文字を描くだけですべての筆記データがデジタイズされて受信ユニットに蓄積される。あとは、あらかじめairpen受信ユニットとBluetoothでペアリングしておいたAndroid端末に筆記データを転送するだけだ。
データ転送後は、紙の場合と同様だ。「Evernote」アイコンをクリックすれば、Evernoteにデータがアップロードされる。Boogie Boardとairpen Pocket、Android端末を組み合わせることで、ペーパーレスが実現できるうえ、思いついた手書きのグッドアイデアを即座に情報共有できるEvernoteにいつでもどこでもアップロード可能になった。
革製バインダーの右側にBoogie Boardとairpenの受信ユニット、左側にGALAXY TabのようなAndroid端末をセットすれば、「ペーパーレス・手書きクラウド」環境が即座に完成だ。このシステム、応用範囲は極めて広いと思うのだが、いかがだろうか!? FacebookなどのSNS、「pixiv」(ピクシブ)など、イラストの投稿/閲覧が行なえるサイトにも同様の方法で直接投稿できるようになれば、新しいエンターテインメントとしても楽しめるだろう。
今回の衝動買い
アイテム:ぺんてる「airpen Pocket」
キングジム「Boogie Board」
airpenNOTE for Android
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
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